East Almanac
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2. 坤為地 (坤)

第5爻

この爻が動けば に変じる 8. 水地比 (比)
六五。黄裳、元吉。

現代解釈

尊位にありながら柔軟で中庸な徳をたたえ、穏やかな徳化によって大吉を得る象です。威圧的な態度をとらず謙虚と調和を重んじることで、人望と協力を集めることができます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 2 坤 — 第5爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/2/5

易の占い

卦の主位でありながら陰の柔らかさを失わず、中庸の美徳を象徴する黄色い下裳の姿が示されています。変卦の水地比(比)は親しみ和合する関係性を示し、古典的解釈では謙虚さと公正さによって人々が心服する好機と位置づけられます。寛容な心で周囲を受け入れ調和を図ることが、揺るぎない好結果へとつながります。

仕事・キャリア

リーダーシップを発揮する立場であっても、強権的な統制ではなく傾聴と配慮に基づく柔らかな調整が効果を発揮します。チームメンバーそれぞれの資質を認め、公正で穏やかな指針を示すことで組織全体の求心力が高まります。温和で筋の通った振る舞いを心がけることで、周囲からの自然な支持が集まります。

恋愛・対人

落ち着きと品格に満ちた安定した関係性が築かれており、互いへの深い敬意と思いやりが自然に通い合います。誇示することのない穏やかな愛情表現が、家庭やパートナーシップに穏やかで温かい空気をもたらします。飾らない優しさと相互の尊重が、揺るぎない絆を確かなものにします。

金運

これまで積み重ねてきた信用や健全な人脈が基盤となり、安定的で無理のない経済的基盤が維持されます。急激な拡張や過剰な利得を追うのではなく、社会的信義に適った堅実な枠組みを守ることが継続的な繁栄をもたらします。誠実な対人関係と着実な管理を維持することが、長期的な豊かさを支えます。

参考資料

原文

小象伝

黄裳元吉とは、文、中にあればなり。

古典注釈

周易本義爻辞

黄は中の色、裳は下の飾りなり。六五は陰をもって尊に居り、中順の徳、諸(これ)を内に充ちて外に見(あら)わる。ゆえにその象かくのごとくして、その占は大善の吉となす。占う者の徳必ずかくのごとければ、則ちその占もまたかくのごとし。『春秋伝』に南蒯まさに叛かんとして筮してこの爻を得、大吉となす。子服恵伯曰く、「忠信の事なれば則ち可なり、然らざれば必ず敗れん。外は彊く内は温なるは忠なり。和にして以て貞を率いるは信なり。ゆえに黄裳元吉と曰う。黄は中の色なり、裳は下の飾りなり、元は善の長なり。中にして忠ならざればその色を得ず、下にして共ならざればその飾りを得ず、事善ならざればその極みを得ず。かつ夫れ易は険を占うべからず。三者欠くることあれば、筮当たるというとも未だし」と。後に蒯果たして敗る。これ以て占法を見るべし。

文は中にありて外に見わるるなり。

伊川易伝爻辞

坤は臣道なりといえども、五は実に君位なり。ゆえにこれが戒めをなして「黄裳元吉」と云う。黄は中の色、裳は下の服なり。中を守りて下に居れば則ち元吉なりとは、その分を守るを謂うなり。元は大にして善なり。爻象はただ中を守り下に居れば則ち元吉なりと言うのみにして、尽くその義を発せざるなり。黄裳にしてすでに元吉なれば、則ち尊に居りて天下をなすは大凶なること知るべし。後の人いまだ達せざれば、則ちこの義晦(くら)し、弁ぜざるべからず。五は尊位なり。他卦に在りては六の五に居るは、あるいは柔順となし、あるいは文明となし、あるいは暗弱となす。坤に在りては則ち尊位に居るとなす。陰は臣道なり、婦道なり。臣の尊位に居るは羿・莽これなり、なお言うべきなり。婦の尊位に居るは女媧氏・武氏これなり、非常の変にして言うべからざるなり。ゆえに黄裳の戒めありて尽くは言わざるなり。あるいは疑う、革において湯武の事はなお尽くこれを言い、独りここにおいて言わざるは何ぞやと。曰く、廃興は理の常なり。陰をもって尊位に居るは非常の変なり。

象に曰く、「黄裳元吉」とは文中に在るなり。黄中の中は中に在りて過ぐるなきなり。内に至美を積みてもって下に居る、ゆえに元吉となす。

周易注爻辞

黄は中の色なり、裳は下の飾りなり。坤は臣道となし、美は下に尽く。それ体剛健なくして能く物の情を極め、理に通ずる者なり。柔順の徳をもって盛位に処し、夫の文理に任ずる者なり。黄裳を垂れて以て元吉を獲るは、武を用うる者に非ざるなり。陰の盛んを極めて陽を疑うに至らざるは、「文中にある」を以て美の至りなり。

周易注小象伝

黄裳を用いて元吉を獲るは、「文中に在る」を以てなり。

周易正義爻辞

「六五黄裳元吉」。

正義に曰く、黄は中色、裳は下飾なり。坤は臣道となし、五は君位に居り、これ臣の極貴なる者なり。中和をもって物理に通じ、臣職に居る能う。ゆえに「黄裳元吉」と云う。元は大なり。その徳能くかくのごときのゆえに、大吉を得るなり。

注「黄中之色」。

正義に曰く、「黄、中之色、裳、下之飾」とは、『左氏・昭公十二年伝』の文なり。裳は下の飾りなれば、則ち上衣は君に比し、下裳は臣を法(のっと)る。「黄裳を垂れて以て元吉を獲るは武を用うるにあらず」とは、体剛健なきを以て威武を用うるにあらざるなり。内に文徳あり物理に通達するを以て、ゆえに象に「文中に在り」と云うなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「黄裳元吉」たる所以の義を釈くに、その文徳の中に在るを以ての故なり。すでに中和あり、また臣職を奉じ文理に通達す。ゆえに文その中に在りと云い、威武を用いざるを言うなり。

出典