East Almanac
日本語

2. 坤為地 (坤)

第4爻

この爻が動けば に変じる 16. 雷地豫 (豫)
六四。嚢を括れば、咎もなく誉もなし。

現代解釈

尊位の直下に位置する六四は、袋の口を固く結ぶように口を慎み、功名を求めず過ちを避けるべき時を示しています。自己主張を抑えて静観に徹することが、災いを遠ざける最善の策です。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 2 坤 — 第4爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/2/4

易の占い

陰位に陰爻を得て正ではあるものの、上位の権力に近接する警戒すべき立場に置かれています。変卦の豫(雷地豫)は将来の調和と安楽を含意しますが、古典的解釈では現段階において沈黙を守り身を潜める慎重さが不可欠であると強調されます。目立つ言動を控え自重して過ごすことで、環境の急変から身を守ることができます。

仕事・キャリア

上層部の思惑が交錯する敏感な局面では、軽率な発言や派閥争いへの関与を厳に避けることが求められます。指示された枠組みを正確に守り、余計な自己主張を排して定められた責務のみに集中するのが賢明です。目立たず堅実に職務を全うすることが、職場の波乱をやり過ごす鍵です。

恋愛・対人

些細な言葉の行き違いから不要な衝突が生まれやすいため、感情的な発言を慎み距離感を保つ配慮が有効です。すぐに白黒をつけようとせず、あえて沈黙を選んで双方が冷静になる時間を確保することが関係修復を助けます。言葉を吟味し静かに見守る姿勢が、無用な摩擦を防ぎます。

金運

資金の管理においては徹底した防衛策を講じ、不要な支出や不確実な契約から距離を置くべきタイミングです。新たな取引や大きな出費を控え、手元の基盤を厳格に保護することに専念するのが適切です。財布の紐を固く締めて守りに徹することが、財政的な安全を確保します。

参考資料

原文

小象伝

嚢を括れば咎なしとは、慎みて害あらざるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

括は古活の反、誉は音余、また音預。

囊を括るとは嚢の口を結びて出ださざるを言うなり。誉とは実に過ぐるの名なり。謹密かくのごとければ、則ち咎なくしてまた誉もなし。六四は重陰にして中ならず、ゆえにその象占かくのごとし。蓋しあるいは事はまさに謹密なるべく、あるいは時はまさに隠遁すべし。

伊川易伝爻辞

四は五に近き位に居りて相得るの義なし。すなわち上下閉隔の時なり。その自ら正をもって処するも危疑の地なり。もしその知を晦蔵すること嚢の口を括結して露わさざるがごとくすれば、則ち咎なきを得べし。然らざれば則ち害あるなり。すでに晦蔵すれば則ち誉れなきなり。

伊川易伝小象伝

よく謹むことかくのごとければ則ち害なきなり。

周易注爻辞

陰の卦に処し、陰をもって陰に居り、中位を履まず、「直方」の質なく、陽事に造(つ)かず、「含章」の美なし。括結否閉し、賢人は乃ち隠る。慎を施すは則ち可なれども、泰の道にあらざるなり。

周易正義爻辞

「六四」より「無誉」に至る。

正義に曰く、括は結なり。嚢は物を貯うる所以にして、以て心の知を蔵するに譬う。その知を閉じて用いず、ゆえに「囊を括る」と曰う。功は物にあらわれず、ゆえに「誉れなし」と曰う。物と忤(さから)わず、ゆえに「咎なし」と曰う。

注「不造陽事」より「非泰之道」に至る。

正義に曰く、「不造陽事、無含章之美」とは、六三は陰をもって陽位に居り、これ陽事に造るなり。ただ事の始めをなさず唱を待ちて乃ち行うは、これ陽事なお在り、ゆえに「章を含む」と云う。章は即ち陽の美なり。今六四は陰をもって陰に処し、内に陽事なし。これ「陽事に造かず、章を含の美なし」なり。「括結否閉」の時にあたりては、これ「賢人乃ち隠る」なり。ただ謹慎を施すは則ち可なれども、通泰の道にあらざるなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「慎めば害あらず」とは、「囊を括れば咎なし」の所以の義を釈くなり。その謹慎にして物と争わざるを言えば、ゆえに害せられざるなり。

出典