周易本義爻辞
蔀は音部。
六二は豊の時に居り、離の主と為りて至明なる者なり。而るに上は六五の柔暗に応ず、故に豊蔀日中見斗の象と為す。蔀は障蔽なり。その障蔽を大にす、故に日中にして昏(くら)きなり。往きてこれに従えば則ち昏暗の主は必ず反りて疑わる。唯だその誠意を積みて以てこれに感ずるに在れば則ち吉なり。占う者は宜しく是の如くすべしと戒む。虚中に孚(まこと)有るの象なり。沬は昧と同じ、莫佩の反。折は食列の反。
沛は一に斾に作る、旌幔を謂うなり。その蔽うこと蔀よりも甚だし。沬は小星なり。三は明の極に処りて上六に応ず、用いるべからずと雖も咎には非ざるなり。故にその象占此くのごとし。