周易本義爻辞
配主とは四を謂う。旬は均しきなり、皆な陽なるを謂うなり。豊の時に当たり、明と動と相資く。故に初九の九四に遇うは、倶に陽剛と雖もその占此くのごとし。
第1爻
初九:その配主に遇う。旬(ひと)しと雖も咎なし。往けば尚(たっと)ばるるあり。
初九は、進発の初期において力量と志を同じくする良き同輩に出会う象意を示しています。伝統的な解釈では、対等な立場で互いに節度を守り協力することで咎を免れ、大いなる前進が可能になると説かれます。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 55 丰 — 第1爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/55/1
初九は陽位に陽爻を得て正位にあり、同じく剛健な九四と相応関係にはないものの、同徳の協力者として引き合います。小象伝が戒めるように、当初の調和に甘えて節度ある関係を超え、馴れ合いや越境が生じると停滞を招く恐れがあります。志を共にする仲間と明確なルールのもとで足並みを揃えることが、順調な成果をもたらします。
職務や新規プロジェクトの立ち上げ期において、同等の力量や価値観を持つ心強い同僚やパートナーと巡り会えるときです。古典的な知見では、対等な関係であるからこそ権限の線引きを曖昧にせず、互いの領域を尊重し合うことが肝要とされます。役割分担を明確にして率直に協力し合うことで、業務を勢いよく軌道に乗せることができます。
恋愛やパートナーシップでは、対等な目線で本音を語り合える同志のような相手との絆が深まりやすい時期です。ただし互いに強い自己主張を持つため、初期の段階で互いの生活リズムや価値観の違いをすり合わせる節度が求められます。互いの個性を尊重しつつ対等な歩み寄りを重ねることで、安定した信頼関係が築かれます。
金銭面では共同出資や仲間との共同プロジェクトなど、知恵や資源を持ち寄る連携に好機が見出せます。伝統的な教えは、親しい間柄であっても金銭の取り決めや契約内容を初期の段階で明確にしておくべきだと助言します。透明性の高い協定を守り公正に運用していくことが、双方の利益を確実に守る道となります。
旬しと雖も咎なしとは、旬を過ぐれば災いあるなり。
周易本義爻辞
配主とは四を謂う。旬は均しきなり、皆な陽なるを謂うなり。豊の時に当たり、明と動と相資く。故に初九の九四に遇うは、倶に陽剛と雖もその占此くのごとし。
周易本義小象伝
占う者にその配に勝つを求むべからざるを戒む。亦た爻辞の外の意なり。
伊川易伝爻辞
雷電皆な至りて豊の象を成す。明と動と相資けて豊を致す道なり。明に非ざれば以て照らす無く、動に非ざれば以て行く無し。相須(ま)つこと猶お形影のごとく、相資くること猶お表裏のごとし。初九は明の初め、九四は動の初めなり。宜しく相須ちて以てその用を成すべし。故に旬なりと雖も相応ず。位は則ち相応じ、用は則ち相資く。故に初は四を謂いて配主となす。己の配する所なり。配は匹称と雖も、然れどもこれに就く者なり。天に配し、君子に配するが如し。故に初は四において配と云い、四は初において夷と云うなり。「旬(均)しと雖も咎無し」とは、旬は均しきなり。天下の相応ずる者は、常に均敵に非ず。陰の陽に応じ、柔の剛に従い、下が上に附くが如し。敵するときは安んぞ肯えて相従わん。唯だ豊の初と四のみ、その用は則ち相資け、その応は則ち相成す。故に均しく是れ陽剛と雖も、相従いて過咎無きなり。蓋し明に非ざれば則ち動くも之く所無く、動に非ざれば則ち明なるも用うる所無し。相資けて用を成す。舟を同じくすれば則ち胡越も心を一にし、難を共にすれば則ち仇怨も力を協(あわ)す。事勢の然らしむる所なり。往きて相従えば則ち能くその豊を成す、故に「尚(たっと)ぶ有り」と云う。嘉尚すべき有るなり。他卦においては則ち相下らずして隙を離(生)ぜん。
伊川易伝小象伝
聖人は時に因りて宜しきに処り、事に随いて理に順う。夫れ勢い均しければ則ち相下らざるは常理なり。然れども敵と雖も相資くる者有れば則ち相求む。初と四が是れなり。旬しと雖も咎無き所以なり。人と同じくして力均しき者は、己を降して以て相求め、力を協せて以て事に従うに在り。若し己を先にするの私を懐き、上を加うるの意有らば、則ち患い当に至るべし。故に「旬を過ぐれば災いあるなり」と曰う。均しくして己を先にするは是れ旬を過ぐるなり。一たび勝つを求むれば則ち同じうすること能わず。
周易注爻辞
豊の初めに処り、その配は四に在り。陽を以て陽に適き、明を以て動き、能く相光大ならしむる者なり。旬は均しきなり。均しと雖も咎無く、往きて尚ぶ有るなり。初と四は倶に陽爻なり、故に「均」と曰うなり。
周易注小象伝
均しきを過ぐれば則ち争い、交わり斯れ叛くなり。
周易正義爻辞
正義に曰く:「その配主に遇う」とは、豊とは文明にして必ず動き、光大を尚ぶ者なり。初の配は四に在り、倶に是れ陽爻にして、陽を以て陽に適き、明を以て動きて能く相光大ならしむる者なり。故に「その配主に遇う」と曰う。「旬しと雖も咎無く往きて尚ぶ有り」とは、旬は均しきなり。倶に是れ陽爻なるを、これを均しと謂う。陰陽の相応ずるに非ず、その咎有らんことを嫌うも、能く相光大ならしむるを以ての故に、均しと雖も以て咎無くして、往きて嘉尚有るなり。故に「旬しと雖も咎無く往きて尚ぶ有り」と曰うなり。
周易正義小象伝
「象曰」より「災也」に至るまで。
正義に曰く:「旬を過ぐれば災いあるなり」とは、勢い若し均しからざれば則ち相傾奪することを言う。既に相傾奪すれば則ち争競乃ち興りて、相違背し、災咎至る。故に「旬を過ぐれば災いあるなり」と曰う。
注の「均しきを過ぐ」より「叛くなり」に至るまで。
正義に曰く:初と四の応配をこれを交わりと謂う。勢い若し均しからざれば、則ち初と四の相交わること、ここに乖叛せん。
一撮金爻辞
初九・初爻(上中):風波三五重を過ぎ尽くし、誰か知らん波尽きてまた風無きを。須らく明達にして青雲の路なるを知るべし、用捨行蔵、功を費やさず。