East Almanac
日本語

47. 泽水困 (困)

第6爻

この爻が動けば に変じる 6. 天水讼 (讼)
上六:葛藟に困しみ、臲卼においてす。「動けば悔いあり」と曰う。悔ゆることあれば征きて吉なり。

現代解釈

困卦の上六は窮境の極みに達した段階を示し、葛の蔓に絡み取られるような不安の中でも、自らの過ちを省みて果断に行動を起こすことで閉塞感を打破できます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 47 困 — 第6爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/47/6

易の占い

伝統的な易学において、上六は困窮の極限に位置し、物事が極まれば転換するという転機を表します。爻辞には「葛藟に困しみ、臲卼たり」とあり、足元がおぼつかない不安と拘束が描かれますが、後悔を自覚して自ら前進する(有悔、征吉)ことで吉を招くと説かれます。小象伝が「吉なる行いなり」と肯定するように、受動的な停滞を脱する鍵は自発的な動きにあります。之卦が訟卦となるため、前進にあたっては無用な争いや対立を避ける分別が大切です。要するに、過去の悔いを糧にして思い切って一歩を踏み出すことが、暗雲を払い去る原動力となります。

仕事・キャリア

これまでの行き詰まりや制約が限界点に達し、旧来のやり方や環境からの脱却を強く促される局面を迎えています。過去の失敗への執着や漠然とした不安から身動きが取れなくなりがちですが、現状維持を続けても事態の好転は望めません。過去の反省点を速やかに整理し、新たな方針や役割へ向けて自ら舵を切ることで、閉ざされていた展望が一気に開けます。要するに、恐れを捨てて自ら打開策を実行に移すことが、キャリアの突破口を開く鍵です。

恋愛・対人

複雑に絡み合った感情や腐れ縁のような関係性が終着点に達し、現状を改めるべき決定的なタイミングを迎えています。迷いや未練に引きずられて曖昧な態度を続けていると、お互いをいたずらに消耗させることになりかねません。自らの至らなさを認めて率直に向き合い、関係を刷新するか前向きな決断を下すことで、胸のつかえが晴れていきます。要するに、曖昧な執着を手放して意志ある選択をすることが、健全な未来へと進む道です。

金運

資金繰りや不良資産、見通しの立たない支出に縛られていた苦しい時期が、いよいよ最終段階へと向かっています。損失を恐れて放置するのではなく、問題のある契約や無駄な固定費を自らの手で整理・精算する決断が不可欠です。過去の甘さを真摯に見直し、具体的な収支改革に着手することで、滞っていた経済循環を正常化させることができます。要するに、重荷となっている要因を思い切って清算することが、財政の再生を確実に促します。

参考資料

原文

小象伝

「葛藟に困しむ」とは、いまだ当たらざるなり。「動けば悔いあり、悔ゆることあれば吉」とは、行きて吉なるなり。

古典注釈

伊川易伝爻辞

物窮まればすなわち反り、事窮まればすなわち変ず。困すでに極まれば、理としてまさに変ずべし。葛藟はまつわり束ねる物であり、臲卼は危うく動くさまなり。上六は困の極みに処し、困のまつわり束ねるところとなって最高危の地に居る。「葛藟に困しみ、臲卼たり」なり。「動悔」とは、動けばすなわち悔いありて、困しまざる所なきなり。「悔いあり」とは前の失を咎むるなり。「曰く」とは自ら謂うなり。もし能くかくのごとく動けばみな悔いを得ると言い、まさに前の為すところを変じて悔いあるべし。能く悔ゆれば往きて吉を得るなり。困極まりて征けばすなわち困を出ず、ゆえに吉なり。六三は陰をもって下卦の上にありて凶なるに、上六は一卦の上に居りて凶なきは何ぞや。曰く、三は剛に居りて険に処し、困して剛険を用いる、ゆえに凶なり。上は柔をもって説に居り、ただ困の極たるのみ。困極まればすなわち困を変ずるの道あり。困と屯の上爻は、ともに応なくして卦の終わりに居る。屯は「泣血漣如たり」、困は「悔いありて征けば吉なり」。屯は険の極みであり、困は説の体なるによる。説順をもって進めば、もって困を離るべきなり。

伊川易伝小象伝

困のまつわるところとなりて変ずること能わざるは、いまだその道を得ざるなり。これ処することいまだ当たらざるなり。動けばすなわち悔いを得るを知り、ついに悔いてこれを去れば、困を出づべし。これその行きて吉なるなり。

周易注爻辞

困の極みに居りて剛に乗じ、下に応なく、行けばますます纏わる者なり。行けば纏繞し、居れば安きを得ず。ゆえに「葛藟に困しみ、臲卼たり」というなり。下句に「困」なきは、上に因るによるなり。困の極みに処し、行けども通路なく、居れども安んずるところなし。困の至りなり。およそ物窮まればすなわち変を思い、困しめばすなわち通を謀る。至困の地に処するは、謀を用うるの時なり。「曰く」とは、思謀の辞なり。謀の行われるところ、隙あればすなわち獲る。まさに何をもって至困を通ぜんとするや。「動けば悔いありと曰う」、悔いを生ぜしめ、もって征けばすなわち済う。ゆえに「動悔、悔いあれば征きて吉なり」というなり。

周易注小象伝

処するところいまだ当たらず、ゆえにこの困を致すなり。

周易正義爻辞

「上六困于葛藟」より「征吉」に至るまで。

正義に曰く、葛藟とは蔓を引きて纏繞する草なり。臲卼とは動揺して不安なるの辞なり。上六は困の極みに処し、極めて困しむ者なり。しかも剛に乗じ、下にもまた応なく、行けば纏繞し、居れば安きを得ず。ゆえに「葛藟に困しみ、臲卼たり」という。応ずべきにもまた「臲卼に困しむ」と言うべきところ、「困」の字は上に因りて文を省くなり。「およそ物窮まればすなわち変を思い、困しめばすなわち通を謀る。至困の地に処す」とは、これ謀策を用うるの時なり。「曰く」とは、思謀の辞なり。謀の行われるところ、隙あればすなわち獲る。まさに何をもって至困を通ぜんとするかを言う。これに謀を為して曰く、必ずその悔ゆべき事を発動し、その悔いあるを知らしめ、しかるのちに困に処して通を求めれば、もって行きて吉を獲べし。ゆえに「動悔、悔いあれば征きて吉なり」というなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「未だ当たらざるなり」とは、困の極みに処して、しかも剛に乗じ、処するところ当たらず、ゆえにこの困を致すなり。正義に曰く、「吉なる行いなり」とは、悔いを知りて征けば、行きて必ず吉を獲るなり。

一撮金爻辞

上六の爻は下下:欠けた月は円かなり難く、散りゆく花は再び鮮やかならず。名と利を苦しみて求むるも、至る所に迍邅に遇う。

出典