East Almanac
日本語

47. 泽水困 (困)

第3爻

この爻が動けば に変じる 28. 泽风大過 (大过)
六三:石に困しみ、蒺藜に拠り、其の宮に入りて其の妻を見ず、凶なり。

現代解釈

困卦の六三は、下卦の極みにあって進退きわまり、頼るべきでないものにすがって傷を深める極めて危険な状況を示します。自己の至らなさを深く反省し、無謀な行動を直ちに停止することが破滅を防ぐ唯一の道です。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 47 困 — 第3爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/47/3

易の占い

伝統的な易学の解釈では、六三は陰柔でありながら剛に乗る不当な位置にあり、上は固い岩に阻まれ下は茨によりかかるという四面楚歌の象とされます。『小象伝』が不祥と警告するように、自身の分不相応な野心や不適切な関係への依存が孤立を招いています。変卦の大過は重荷に耐えかねて棟木がたわむ崩壊の危険を暗示しています。端的に言えば、今は前進も無理な抵抗も一切やめ、過ちを認めて踏みとどまることが不可欠です。

仕事・キャリア

職場での立場が極めて危うく、不適切な手段や頼りにならない人脈にすがった結果、周囲から孤立する危機に直面しています。責任転嫁や強硬な主張を続ければ、四面楚歌となり完全に足場を失うことになりかねません。意地を張るのをやめ、自らの力不足を認めて実直に縮小・撤退を図る勇気が必要です。端的に言えば、無理な巻き返しを図るのをやめ、まずは自らの非を認めてこれ以上の損失を防ぎましょう。

恋愛・対人

パートナーシップにおいて深刻な亀裂が生じ、家庭や関係性のなかに温もりが完全に失われやすい警戒すべき時です。家に帰っても妻が見当たらないという象が示すように、相手への過度な依存や勝手な振る舞いが決定的な疎外感を招いています。相手を責め立てても溝は深まるばかりですので、自己の態度を省みて静かに距離を置くしかありません。端的に言えば、相手に多くを要求することをやめ、自らの言動を深く見つめ直す必要があります。

金運

借入の返済や杜撰な投資判断により、前にも後ろにも進めない厳しい資金難に陥る恐れがあります。損失を取り戻そうとしてさらにハイリスクな取引や怪しい誘いに乗ると、茨に絡まれるように破綻を早めます。不要な資産の損切りや債務整理を躊躇なく行い、最低限の生活資金を確保することに専念すべきです。端的に言えば、甘い期待を完全に捨てて損失の拡大を食い止める決断を下しましょう。

参考資料

原文

小象伝

「蒺藜に拠る」とは、剛に乗ずればなり。「其の宮に入りて其の妻を見ず」とは、不祥なり。

古典注釈

伊川易伝爻辞

六三は陰柔不中正の質を以て、険の極に処りて剛を用う。陽に居り剛を用うるなり。困に処るに善からざることの甚だしき者なり。石は堅重にして勝つに難き物、蒺藜は刺ありて拠るべからざる物なり。三は剛険を以て上進すれども、則ち二陽上に在りて力は勝つ能わず、堅くして犯すべからず、益々自ら困しむのみ。石に困しむなり。不善の徳を以て九二剛中の上に居るは、その安からざること猶お刺を藉き蒺藜に拠るがごとし。進退既に皆益々困しみ、その所に安んぜんと欲すれども益々能わず。宮はその居りて安んずる所なり。妻は安んずる所の主ななり。進退の不可なるを知りてその居に安んぜんと欲すれども、則ちその安んずる所を失う。進退と処ると皆不可にして、唯だ死あるのみ。その凶知るべし。繋辞に曰く「困しむ所に非ずして困しむ、名必ず辱めらる。拠る所に非ずして拠る、身必ず危うし。既に辱められ且つ危うく、死期将に至らんとす、妻それ見るを得べけんや」と。二陽犯すべからざるに、これを犯して以て困を取るは、これ困しむ所に非ずして困しむなり。名辱められその事悪しきなり。三は二の上に在りて固よりこれに拠ると為すも、然れども苟も能く謙柔にしてこれに下らば則ち害なからん。乃ち剛険を用いてこれに乗ずれば、則ち安からずして困を取ること蒺藜に拠るがごとし。かくの如くなれば死それ将に至らんとす、安んずる所の主見るを得べけんや。

伊川易伝小象伝

祥なり。蒺藜に拠るとは、九二の剛に乗ずるを謂う。安からざること猶お刺を藉くがごとし。不祥とは不善の徴なり。その安んずる所を失うは不善の効なり。故に「その妻を見ず、不祥なり」と云うなり。

周易注爻辞

石の物たる、堅くして納れざる者なり。四を謂うなり。三は陰を以て陽に居り、志は武なる者なり。四は自ら初を納れて、己を受けざる者なり。二は拠る所に非ず、剛は乗ずる所に非ず。上は石に困しみ、下は蒺藜に拠る。応無くして入らば、焉んぞ配偶を得ん。困に在りて斯に処る、凶なるはその宜しきなり。

周易正義爻辞

「六三、石に困しむ」より「その妻を見ず、凶」に至る。

正義に曰く、「石に困しみ、蒺藜に拠る」とは、石の物たるや堅剛にして入るべからざるなり。蒺藜の草は刺ありて践むべからざるなり。六三は陰を以て陽に居り、志に剛武を懐き、己にまた応なし。上に四に附かんと欲するも、四は自ら初を納れて己を受けざる者なり。故に「石に困しむ」と言うなり。下は二に比せんと欲するも、二はまた剛陽にして己の拠る所に非ず。故に「蒺藜に拠る」と言うなり。「その宮に入りて、その妻を見ず、凶」とは、応無くして入らば、配偶を得難し。宮に入りてその妻を見ざるに譬う。困に処りて斯の如くなれば、凶なるはその宜しきなり。故に「その宮に入りて、その妻を見ず、凶」と言うなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「剛に乗ずるなり」とは、二が蒺藜たるを明らかにす。「不祥なり」とは、祥は善なり、吉なり。不吉なれば必ず凶あるなり。

出典