East Almanac
日本語

47. 泽水困 (困)

第1爻

この爻が動けば に変じる 58. 兌為泽 (兑)
初六:臀、株木に困しみ、幽谷に入り、三歳見えず。

現代解釈

困卦の初六は、困難のどん底にあって身動きが取れず、視界も遮られた孤立無援の状態を表します。無理に事態を動かそうとせず、足場を固めて静かに耐え忍ぶべき時期です。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 47 困 — 第1爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/47/1

易の占い

伝統的な易学の解釈では、初六は危険を表す坎の最下層に位置し、枯れ木に腰掛け深い谷底に入り込んで数年間姿を見せない象とされます。『小象伝』に「幽にして明らかならざるなり」とあるように、先行きが見通せない暗闇の中で焦って動けばさらに混迷を深めます。変卦の兌が示す通り、内面の平静を保ち、時が満ちるのを待つ姿勢が求められます。端的に言えば、逆境のどん底では下手に動かず、静かに力を蓄えることが最善です。

仕事・キャリア

職場の最前線や下積みにおいて厳しい停滞感があり、視界不良のなかで孤軍奮闘を強いられやすい配置です。有力な後ろ盾や支援もすぐには期待できないため、焦って転職や急進的な改革を試みるとかえって深みにはまります。目立たず基本スキルの習得や地道な業務に徹し、周囲からの批判を避けるのが賢明です。端的に言えば、今は焦って現状を打破しようとせず、地道に嵐の通過を待ちましょう。

恋愛・対人

相手とのコミュニケーションが途絶えがちになり、すれ違いや閉塞感が強まりやすい時期です。焦って白黒つけようとしたり過度な連絡を迫ったりすると、相手は防衛本能からさらに殻に閉じこもってしまいます。今は一定の距離を保ち、お互いの感情が落ち着くための十分な時間を与えることが欠かせません。端的に言えば、無理に距離を縮めようとせず、自然にわだかまりが解けるのを待ちましょう。

金運

資金の巡りが滞り、身動きが取れなくなるような圧迫感を覚えやすい運気です。目先の苦しさを補おうと安易な投資や高利の借入に手を出すと、より深い泥沼に引き込まれる恐れがあります。生活防衛を最優先とし、固定費の徹底的な見直しと支出の削減に集中すべきです。端的に言えば、無理な金策は避けて守りを固め、手元の資産を守り抜くことが肝要です。

参考資料

原文

小象伝

「幽谷に入る」とは、幽にして明らかならざるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

臀は物の底なり。株木に困しむとは、傷つきて安んずる能わざるなり。初六は陰柔を以て困の底に処り、暗の甚だしきに居る。故にその象占かくの如し。

伊川易伝爻辞

六は陰柔を以て至卑に処り、また坎険の下に居る。困に在りて自ら済う能わざる者なり。必ず上に剛明の人を得て援助となさば、則ち以てその困を済うべし。初は四と正応をなすも、凡そ四は陽を以て陰に居り不正となし、剛を失いて中ならず、また方に陰の揜う所に困しむ。是れ悪んぞ能く人の困を済わんや。猶お株木の下の物を蔭覆する能わざるがごとし。株木とは枝葉無き木なり。四は君に近き位にして他卦においては助け無しと為さざるも、困に居りて物を庇う能わざるが故に株木となす。臀は居る所以なり。臀株木に困しむとは、庇う所無くしてその居に安んずるを得ざるを謂う。居安ければ則ち困に非ざるなり。幽谷に入る、陰柔の人は能くその遇う所に安んずるに非ず。既に困を免るる能わざれば、則ち益々迷暗にして妄動し、深困に入る。幽谷とは深暗の所なり。方に益々困に入りて、自ら出づるの勢いなし。故に三歳覿わざるに至るは、終には困しむ者なり。覿わざるとは、その亨る所に遇わざるなり。

伊川易伝小象伝

幽は不明なり。益々昏暗に入りて自ら深困に陥るを謂うなり。明なれば則ち陥るに至らざらん。

周易注爻辞

最も底下深くに処り、沈滞卑困し、居りて安んずる所なし。故に「臀株木に困しむ」と言うなり。その応にゆかんと欲するに、二がその路を隔つ。居れば則ち株木に困しみ、進めば拯わるるを獲ず、必ず隠遯する者なり。故に「幽谷に入る」と言うなり。困の道たる、数歳を出でざる者なり。困を以て蔵れ、困解けて乃ち出づ。故に「三歳覿わず」と言うなり。

周易注小象伝

幽と言うは、不明の辞なり。不明に入りて以て自ら蔵るるなり。

周易正義爻辞

「初六、臀株木に困しむ」より「三歳覿わず」に至る。

正義に曰く、「臀株木に困しむ」とは、初六は困の時に処りて、陰爻を以て最も窮下に居り、沈滞卑困して、居りて安きを獲ず、臀の株木に困しむが若し。故に「臀株木に困しむ」と言うなり。「幽谷に入る」とは、応四に在るも二これを超隔す。居れば則ち株に困しみ、進めば拯わるるを獲ず、勢い必ず隠遯する者なり。故に「幽谷に入る」と言うなり。「三歳覿わず」とは、困の道たる、数歳を出でず、困窮まりて乃ち出づ。故に「三歳覿わず」と言うなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「幽、不明なり」とは、『象』の辞は惟だ幽の字を釈くなり。幽と言うは、正しくこれ不明の辞なり。不明に入る所以は、以て自ら蔵れて困を避くるなり。株を釈かざるは、初め株と謂わざるなり。

出典