周易本義小象伝
仮は更と白の反切。
萃は聚まることである。坤は順にして兌は説ぶ。九五は剛中にして二これに応ず。また沢が地上に上る万物萃聚の象であるゆえに萃となす。「亨」の字は衍文である。「王仮に廟あり」とは、王者はもって宗廟の中に至るべしということであり、王者が祭を卜する吉占である。『祭義』に「公太廟に仮る」とあるがこれである。廟は祖考の精神を聚むる所以であり、また人は必ず己の精神を聚め得てこそ廟に至りて祖考を承けることができる。物がすでに聚まれば必ず大人を見て然るのちに通ずるを得る。しかれどもまた必ず正しきに利ろし。聚まる所正しからざればまた亨るあたわず。大牲は必ず聚まりて然るのちに聚まりありてこそ往く所あるべし。みな吉を占い戒めあるの辞である。
説の音は悦。
卦徳・卦体をもって卦名の義を釈す 卦辞を釈す その理を極言してこれを賛す