East Almanac
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43. 泽天夬 (夬)

第6爻

この爻が動けば に変じる 1. 乾為天 (乾)
上六:号ぶことなし、終わりに凶あり。

現代解釈

夬の上六は、下から押し寄せる陽の勢いによって退場を余儀なくされる全卦唯一の陰であり、孤立無援の窮地にあります。叫び求めても助けはなく終には凶となるとされ、抗えない時代の潮目を悟って執着を手放すべき時を告げています。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 43 夬 — 第6爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/43/6

易の占い

上六は卦の最極にあって五陽の上に乗り、孤立無援のまま消えゆく陰の立場を象徴しています。小象伝の「終に長かるべからず」という言葉通り、役目を終えた古い勢力や偏ったあり方がこれ以上持続することは構造上不可能です。変卦が乾へと向かうことからも、純粋な陽の刷新の波に逆らって抗弁を試みても事態の好転は望めません。時代の大きな転換点を受け入れ、無用な抵抗をやめることこそが唯一の賢明な対応です。

仕事・キャリア

すでに形骸化した古い手法や衰退しつつある体制にしがみついていると、組織の刷新の波に呑まれて孤立するリスクがあります。古典の解釈では、大勢が決定づけられた後に不満や抗議の声を上げても事態を覆すことはできず、かえって身を危うくすると戒められます。環境の変化に頑なに抗うのではなく、自らの立ち位置を客観視して身を引くか転換を図る姿勢が求められます。去り際を潔く見極めて新たな役割へ向かう準備をすることが、将来の再起を支えます。

恋愛・対人

すでに破綻している関係や情熱の失われた絆にすがろうとしても、互いの疲弊と痛みを深める結果になりかねません。易の伝統では、終局を迎えた物事に無理にしがみつくことは孤立と破滅を招くものとして警鐘が鳴らされています。相手への執着や過去への未練から感情的な訴えを重ねるよりも、終わりを静かに受け止める勇気が肝要です。潮時を弁えて潔く手を離すことが、双方にとって真の再生への第一歩となります。

金運

収益性の失われた事業や損失が拡大する案件に対して、根拠のない期待から固執を続けることは極めて危険です。伝統的な易理は、終わりゆくサイクルにすがって助けを求めても消耗を深めるだけであると教えています。回復不能な状況を冷静に直視し、不要な負担を切り捨てる撤退判断を躊躇なく下すことが何より肝要です。終わった事柄からきっぱりと身を引くことで、残された資源を守り次なる機会へと繋げられます。

参考資料

原文

小象伝

「号びなきの凶」とは、終わりに長ずべからざるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

陰柔の小人が窮極の時に居り、党類はすでに尽きて号呼するところもなく、終には必ず凶がある。占う者に君子の徳があればその敵がこれに当たるが、しからざればこれに反する。

伊川易伝爻辞

陽が長じて将に極まらんとし、陰は消じて将に尽きんとし、独り一陰が窮極の地に処している。これは衆君子が時を得て危極の小人を決去する姿である。その勢いは必ずや消尽せざるを得ず、ゆえに号咷畏懼するも用いることなく、終には必ず凶があると云うのである。

伊川易伝小象伝

陽剛なる君子の道が進んでますます盛んとなり、小人の道はすでに窮極して自然に消亡する。どうして再び長久であり得ようか。号咷するといえどもなす術はない。ゆえに「終に長かるべからざるなり」と云うのである。先儒は卦の中に「孚号」「惕号」があることから、「無号」を「号すること無からしむ」とし、「号」を去声として、さらに号令を加えるに及ばずという意味に解そうとしたが、これは誤りである。一卦の中にたまたま二つの去声の字と一つの平声の字があるからとて何に害があろうか。しかるに易を読む者は概してみなこれを疑っている。あるいは「聖人の天下におけるや、大悪といえどもいまだかつて必ずしも絶滅し尽くさず。いま直ちにこれをして号すること無からしめ、必ず凶ありと謂うは可ならんや」と言う者がある。これに答えて言おう。夬とは小人の道が消亡する時である。小人の道を決去するとは、豈に必ずしもことごとくこれを誅殺することであろうか。これを変革させることが小人の道の滅亡である。その道が滅ぶことこそ、小人にとっての凶なのである。

周易注爻辞

夬の極に処し、小人が上にあり、君子の道が長じて、ともに棄てられざる所なし。ゆえに号咷をもって延ばし得るところではない。

周易正義爻辞

正義に曰く、上六は夬の極に居り、小人をもって群陽の上に居るゆえに、衆みなこれを棄てる。君子の道が長ずれば、小人は必ず凶である。号咷によって免れ得るところではないゆえに、その号咷を禁じて「号するなかれ終に凶あり」というのである。

周易正義小象伝

正義に曰く、「終に長かるべからず」とは、長とは延ばすことである。凶危の甚だしきことかくの如し、号咷をもって延ばし得べきにあらず。ゆえに「終に長かるべからざるなり」というのである。

出典