East Almanac
日本語

43. 泽天夬 (夬)

第1爻

この爻が動けば に変じる 28. 泽风大過 (大过)
初九:前趾に壮なり。往きて勝たざれば咎を為す。

現代解釈

夬の初九は決行の初動にあって勢い込みやすいものの、最下位にあって応じる味方もなく、焦って突進すれば過ちを招きます。伝統的な易の教えは、足元が固まる前に独断で先を急ぐ危うさを強く戒めています。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 43 夬 — 第1爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/43/1

易の占い

位は正当ながら卦の最下層に位置し、まだ十分な力量や周囲の後ろ盾が整っていない段階です。小象伝が「勝たずして往くは咎なり」と戒めるように、準備不足のまま熱意だけで先行しても抵抗に遭って挫折する恐れがあります。今は焦って成果を求めず、自らの基盤を固めて時機の到来を待つことが賢明です。

仕事・キャリア

新たな業務や改革に着手した直後は功名心が先行しがちですが、権限や社内の合意形成が不足している状態です。古典的な知見によれば、実力以上の大役へ無謀に踏み込むと組織内の反発を招きやすくなります。まずは目の前の実務を着実にこなし、周囲の信頼と地歩を固めることを最優先にしてください。

恋愛・対人

関係を進展させたい一心で距離を急速に縮めようとすると、相手に心理的な圧迫感を与えてしまいかねません。伝統的な解釈では、初期の性急なアプローチは相互理解を阻む要因になると捉えられます。焦って答えを迫るのではなく、自然な交流を通じて少しずつ安心感を育む姿勢が大切です。

金運

目先の利益や話題性に惹かれて初期の衝動で資金を動かすと、予期せぬ落とし穴にはまりやすい時期です。易学の教えは、足場がおぼつかない状態での新規参入は損失の元凶になると注意を促しています。今は大きな勝負を避け、手元の資金を守りながら市況の精査に専念するのが得策です。

参考資料

原文

小象伝

「勝たずして往く」とは、咎あるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

前はなお進むがごとし。決の時に当たり、下に居りて壮に任ずれば勝たざるは宜なり。故にその象占かくのごとし。

伊川易伝爻辞

九は陽爻にして乾体、剛健にして上に在るべき物なるに、乃ち下に在りて決の時に居り、前進することに壮んなる者なり。前趾とは進行を謂い、人の行くことを決するなり。行きて宜しければ則ちその決を是となし、往きて宜しからざれば則ちこれを決するの過ちなり。故に往きて勝たざれば則ち咎となる。夬の時において往くとは決するなり、故に勝負を以て言う。九は初に居りて進むに壮にして、動くに躁なる者なり。故に不勝の戒めあり。陰は将に尽きんとすと雖も、己の躁動は自ら宜しく不勝の咎あるべし、彼を計らざるなり。

伊川易伝小象伝

人の行いは必ずその事為すべきを度りて然る後にこれを決すれば、則ち過ちなし。理として勝つ能わずしてしかも往けば、その咎知るべし。凡そ行きて咎ある者は皆これを決するの過ちなり。

周易注爻辞

健の初に居り、決の始となす。宜しくその策を審らかにして以てその事を行うべし。その前趾に壮にして、往きて勝たざるは、その咎あるは宜なり。

周易注小象伝

勝たざるの理は、前に往くに在るなり。

周易正義爻辞

正義に曰く、初九は夬の初に居り、まさに須らくその籌策を審らかにして然る後に往くべし。然るに体を健にして下に処り、徒らに果決壮健にしてその趾を前進せんと欲す。斯れを以て往けば必ず克ち勝たず、決の謀にあらざれば、「咎となる」所以なり。故に「初九、前趾に壮なり、往きて勝たず、咎となす」と言うなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、『経』に「往きて勝たず、咎となす」と称し、象に「勝たずして往くは咎なり」と文を翻す者は、蓋し暴虎馮河は孔子の忌む所にして、壮を用うるに謬まれば必ず勝つの理なし。誰か勝たざるを知りて果決して往かんや、咎過を致す所以なり。故に注に「勝たざるの理は、前に往くに在るなり」と云う。

一撮金爻辞

初九・初爻下中:神は黯黯、意は悠悠。綫を収め却りて、鉤を下すなかれ。

出典