East Almanac
日本語

50. 火风鼎 (鼎)

第5爻

この爻が動けば に変じる 44. 天风姤 (姤)
六五:鼎、黄耳・金鉉たり。貞に利ろし。

現代解釈

鼎の六五は、柔順かつ中庸の徳をもって尊位にあり、謙虚に有能な人材を受け入れる「黄耳金鉉」の象徴です。私心を去って正道を保つことで、大きな信頼と成果を周囲と分かち合うことができます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 50 鼎 — 第5爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/50/5

易の占い

六五は君位にありながら陰柔の徳を備え、鼎を支える耳のように開かれた受容性を持ち、応じる九二の剛健な実力(金鉉)と美しく調和しています。爻辞に「鼎黄耳金鉉、利貞」とあるように、柔が剛を容れて中心を保つ姿勢が大いなる調和と安定をもたらします。之卦の天風姤は、多種多様な出会いや影響の中で節操を失わないことの大切さを示唆しています。謙虚に周囲の知恵を集め、確固たる良識を軸に据えることで物事は順調に進みます。

仕事・キャリア

組織の中心で調整役を担い、自らの権威を誇示するよりも実力者の力を引き出す采配が功を奏します。小象伝に「中を以て実と為す」と伝わる通り、内面に偏りのない誠実さがあるからこそ優秀な協力者が自然と集まります。独断専行を避け、適切な権限委譲と透明な意思疎通を維持することが地位を盤石にします。周囲の専門性を信じて協調体制を築くことが、組織全体の飛躍につながります。

恋愛・対人

相手に対する尊重と思いやりが満ちており、お互いが対等で心地よい支え合いを実現できる好機です。六五の謙虚な姿勢は、意地の張り合いや支配関係を退け、穏やかで安心感に満ちた絆を育みます。日頃の対話で相手の意見に丁寧に耳を傾け、感謝を言葉に表すことが関係をより強固にします。柔らかな包容力を持って接することで、二人の結びつきは一層温かなものになります。

金運

信頼できるパートナーや専門家との協調によって、堅実な資産基盤の維持と発展が期待できる局面です。「黄耳金鉉」の象は、規律ある管理体制と健全な人脈が財を守り育てることを表しています。投機的な誘惑に惑わされず、公明正大で持続可能な運用方針を貫くことが重要です。誠実な協働と着実な管理を重んじることで、安定した実りを確保できます。

参考資料

原文

小象伝

鼎の黄耳とは、中を以て実と為すなり。

古典注釈

周易本義爻辞

「典」の反切。

六五は象においては耳であり、得中の徳を有するため「黄耳」という。金は堅剛の物であり、耳を貫いて鼎を挙げるものである。六五は中を虚しくして九二の堅剛に応じるため、その象はこのようになり、その占いは貞固にあるを利とするのみである。あるいは金は上九をもって言うとする説もあるが、さらに詳らかにすべきである。上九は象においては鉉であり、陽をもって陰に居り、剛にしてよく温であるため、玉の象がある。その占いは大吉にして利ろしからざるなしとなる。およそこの徳があれば、その占いのようになるのである。

伊川易伝爻辞

六五は鼎の上に在りて耳の象である。鼎を挙げ措くことは耳にあり、鼎の主たるものである。六五は得中の徳を有するため「黄耳」という。鉉は耳に加えるものである。九二は六五に応じて耳に従い来るものである。九二は剛中の徳を有し、陽体は剛中にして色は黄であるため金となす。六五は文明にして得中し、剛に応じ、九二は剛中にして巽体、上に応じ、才能に不足はない。相応ずること至善である。利とするところは貞固にあるのみである。六五は中に居り中に応じ、正を失うに至らざるも、質はもと陰柔であるため、戒めるに中において貞固たるをもってするのである。

象に曰く、「鼎の黄耳」とは、中をもって実となすなり。六五は得中をもって善となし、これによって中をもって実徳となすのである。六五の聡明にして剛に応じ、鼎の主となって鼎の道を得る所以は、みな得中によるのである。

周易注爻辞

中に居りて柔を用い、よく理を通じ、剛正を納れる。ゆえに「黄耳金鉉、貞に利ろし」と言うのである。耳が黄色であれば、剛正を納れて自ら挙げることができるのである。

周易注小象伝

中をもって実となすとは、受けるところが妄ならざることを言うのである。

周易正義爻辞

正義に曰く、黄は中である。金は剛である。鉉は鼎を貫いてこれを挙げる所以のものである。六五は中の位であるゆえに「黄耳」と言う。応は九二に在り、柔をもって剛を納れるがゆえに「金鉉」と言う。納れるところが剛正であるゆえに「貞に利ろし」と言うのである。

周易正義小象伝

正義に曰く、「中をもって実となすなり」とは、六五が「中をもって実となし、受けるところが妄ならざる」ことを言っているのである。

一撮金爻辞

六五、五爻・上上:芰荷の香りのなかに恩材を許され、桂魄の円かなるときに印綬来たる。これより威名は山岳のごとく重く、光輝ある玉節にして位は三台に就く。

出典