周易本義爻辞
大蹇とは非常の蹇なり。九五は尊に居りて剛健中正の徳あり、必ず朋の来たりてこれを助くる者あらん。占う者この徳あらば則ちこの助けあらん。
第5爻
九五。大蹇にして朋来たる。
険難の真ん中に位置する九五は、中正の徳と指導力を保ち続けることで四方から支援を得ます。伝統的な解釈では、大いなる困難にあっても節度を守り抜く姿勢が、良き仲間や助力を引き寄せるとされます。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 39 蹇 — 第5爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/39/5
尊位にありながら「大蹇」と呼ばれる深い困難の渦中にある九五ですが、その高潔な徳によって六二をはじめとする協力者を惹きつけます。之卦が謙虚さを本分とする「地山謙」に変化することは、高い立場にあっても傲らず誠実に助けを受け入れることの尊さを示しています。正道を堅持して謙虚に振る舞えば、孤立することなく強力な支援が集まりやすくなるでしょう。
責任あるリーダーシップを担う中で厳しい外的逆境に晒されますが、これまでの公正な実績が信頼の源となります。一人で虚勢を張るのではなく、誠実かつ謙虚に状況を開示して協力を呼びかけることで、心強い味方が集結します。誠実な態度で周囲の力を結集させることが、最大の危機を克服する力となります。
二人の生活に大きな現実的試練が訪れる可能性がありますが、互いに培ってきた深い絆が最大の防壁となります。また、家族や周囲の親しい友人たちも快く力になってくれるため、重圧を和らげることができるでしょう。互いの誠意を信じて周囲の支えを受け入れることで、試練は二人の絆を一段と強固にします。
財務上の大きな課題や事業の停滞に直面しても、培ってきた信用と透明性のある対応が活路を拓きます。誠意ある姿勢を貫くことで支援者や協力機関からの理解を得られ、必要な手立てや協力を引き出すことができます。信義を守りオープンな姿勢を崩さないことが、危機を乗り切るための後ろ盾となります。
大蹇にして朋来たるは、中節を以てするなり。
周易本義爻辞
大蹇とは非常の蹇なり。九五は尊に居りて剛健中正の徳あり、必ず朋の来たりてこれを助くる者あらん。占う者この徳あらば則ちこの助けあらん。
伊川易伝爻辞
五は君位に居りて蹇難の中に在り、是れ天下の大蹇なり。蹇に当たりてまた険中に在るもまた大蹇と為す。大蹇の時にして二は下に在りて中正を以て相応ずるは、是れその朋助の来たるなり。まさに天下の蹇にして中正の臣を得て相輔く、その助け豈に小ならんや。朋の来たるを得て吉無きは何ぞや。曰く、未だ以て蹇を済うに足らざればなり。剛陽中正の君にしてまさに大蹇の中に在るを以て、剛陽中正の臣を得てこれを相輔けしむるに非ざれば、天下の蹇を済う能わざるなり。二の中正は固より助けありと雖も、陰柔の助けを以て天下の難を済わんと欲するは、能う所に非ざるなり。古より聖王の天下の蹇を済う、賢聖の臣のこれが助けと為るに由らざるは未だあらざるなり。湯武の伊呂を得るこれなり。中常の君にして剛明の臣を得て大難を済う能う者は則ちあり。劉禅の孔明、唐の粛宗の郭子儀、徳宗の李晟これなり。賢明の君と雖も苟もその臣無ければ則ち難を済う能わざるなり。故に凡そ六が五に居り九が二に居る者は、則ち多く助けに由りて功あり、蒙や泰の類これなり。九が五に居り六が二に居る者は、則ち功多く足らず、屯や否の類これなり。蓋し臣君より賢なれば則ち君を輔くるに君の能わざる所を以てし、臣君に及ばざれば則ちこれを賛助するのみ、故に大功を成す能わざるなり。
伊川易伝小象伝
朋とはその朋類なり。五に中正の徳ありて二もまた中正なり。大蹇の時と雖もその守りを失わず、蹇に蹇して以て相応じ助くるは、その中正の節を以てするなり。上下中正にして済わざる者は、臣の才足らざるなり。古より節を守り義を秉りて才の以て済うに足らざる者、豈に少なしとせんや。漢の李固・王允、晋の周顗・王導の徒これなり。
周易注爻辞
難に処るの時、独り険中に在り、難の大なる者なり、故に「大蹇」と曰う。然れども居りて正を失わず、履みて中を失わず、徳の長を執りてその節を改めず。かくの如くなれば則ち同志の者集まり至る、故に「朋来たる」と曰うなり。
周易正義爻辞
「九五、大蹇に朋来たる」。
正義に曰く、九五は難に処るの時、独り険中に在り、難の大なる者なり、故に「大蹇」と曰う。然れども位を得て正を履み、その節を改めず。かくの如くなれば則ち同志の者遠きより来たる、故に「朋来たる」と曰う。
注に「難に処るの時」より「朋来たるなり」に至るまで。
正義に曰く、「同志の者集まり至る」とは、此れ「同志」を以て「朋来たる」の義を釈す。鄭玄の『論語』注に「門を同じくするを朋と曰い、志を同じくするを友と曰う」と云う。此れ友に対す。通じてこれを言えば、同志もまた是れ朋党なり。
周易正義小象伝
正義に曰く、「中節を以てす」とは、位を得て中に居り、その節を易えざれば故に「朋来たる」を致す、故に「中節を以てす」と云うなり。
一撮金爻辞
九五、五爻、中の中:道路任せて招呼せよ、風波一点として無し。時間心緒乱るるも、全く貴人の扶けに仗(よ)る。