East Almanac
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54. 雷泽歸妹 (归妹)

第6爻

この爻が動けば に変じる 38. 火泽睽 (睽)
上六:女は筐(かご)を承(ささ)ぐれども実(み)なく、士は羊を刲(さ)けども血なし、利ろしき所なし。

現代解釈

上六は卦の極みに位置し、形式や儀礼だけが先行して中身が伴わない空虚な状況を象徴しています。易の伝統では実のない器を抱える虚礼を戒め、実質のない進行は利をもたらさないため本質への回帰が必要であると捉えます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 54 归妹 — 第6爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/54/6

易の占い

最上段の陰爻である上六は応じる相手を欠き、儀礼の外形は整っていても実質が抜け落ちた状態を「実なき筐」「血なき羊」として描いています。之卦が睽となることからも、表面的な取り繕いが破綻して齟齬や孤立を招く展開が示唆されています。形骸化した体面を思い切って手放し、確かな実態を取り戻すことに集中すべき時期です。

仕事・キャリア

計画の看板や形式的な肩書ばかりが先行し、人員や予算といった実効リソースが追いついていない危険性を示唆しています。表面上の合意や華やかなセレモニーに頼って実態のない案件を強引に進めても、期待した成果は得られません。形だけの業務や無駄な体裁を整理し、実効性のある足元の実務を固め直すことが賢明です。

恋愛・対人

世間体や付き合いの形式にとらわれるあまり、肝心の感情の交流や相手への本音が置き去りになりやすい傾向があります。伝統的な視点では、形だけの調和を装い続けると内面の疎遠さが深まり、かえって溝を広げると警告されます。見せかけの円満さを追うのをやめ、率直に互いの心情を語り合うことが関係再建の第一歩となります。

金運

帳簿上の見かけの利益や未確定の甘い見通しに依存すると、実際の資金繰りで行き詰まる懸念があります。実体のない投機や名目ばかりの取引は実利をもたらさず、維持コストばかりが嵩む結果になりかねません。手元の確実な流動性と客観的な収支のみに焦点を絞り、虚飾の計画から速やかに距離を置く姿勢が身を守ります。

参考資料

原文

小象伝

上六の実なしとは、虚しき筐を承ぐればなり。

古典注釈

周易本義爻辞

刲は苦圭の反。

上六は陰柔を以て帰妹の終わりに居りて応無く、婚を約して終らざる者なり。故にその象此くのごとくにして、占においては利する所無きとなすなり。

伊川易伝爻辞

上六は女の帰ぐの終りにして応無く、女の帰ぎて終り無き者なり。婦とは先祖を承(う)け祭祀を奉ずる所以なり。祭祀を奉ずること能わざれば、則ち以て婦たるべからず。筐篚(きょうひ)の実は婦職の供する所なり。古は房中の俎葅(そしょ)歜(しょく)の類は后夫人がこれを職とす。諸侯の祭には親しく牲を割き、卿大夫も皆然り。割きて血を取り以て祭る、礼に云う「血祭は気を盛んにするなり」と。女は当に筐篚を承事すべし、而るに実無し。実無ければ則ち以て祭る無しとは、祭祀を奉ずること能わざるを謂うなり。夫婦は共に宗廟を承く、婦が祭祀を奉ずること能わざるは、乃ち夫も祭祀を承くること能わざるなり。故に羊を刲(さ)きて血無きも、亦た以て祭る無し。祭祀を承くべからざるを謂うなり。婦にして祭祀を奉ずること能わざれば、則ち当に離絶すべし。是れ夫婦の終り無き者なり。何の往く所として利あらんや。

伊川易伝小象伝

筐に実無きは是れ空筐なり。空筐は以て祭るべけんや。祭祀を奉ずべからざるを言うなり。女にして祭祀を承くべからざれば則ち離絶するのみ。是れ女の帰ぎて終り無き者なり。

周易注爻辞

羊とは三を謂うなり。卦の窮まりに処り、仰げば承くる所無く、下には又た応無し。女と為りて命を承くれば、則ち筐は虚しくして之に与(くみ)する莫し。士と為りて命を下せば、則ち「羊を刲きて」「血無し」。「血を刲きて血無し」とは、命ずる所に応ぜざるなり。進退ともに与する莫し、故に「利する所無し」と曰うなり。

周易正義爻辞

「上六」より「無攸利」に至るまで。

正義に曰く:女の行い為るは、上に承順する有るを以て美となし、士の功を為すは、下に応命する有るを以て貴しとなす。上六は卦の窮まりに処り、仰げば則ち承受する所無し、故に女として筐を承くれば、則ち虚しくして実無し。又た下にはその応無く、命を下せば則ち之に応ずる者無し、故に「士、羊を刲く」れば則ち乾きて「和無し」。故に「女は筐を承くるに実無く、士は羊を刲くに血無し」と曰う。進退ともに与する莫し、故に利する所無きなり。

周易正義小象伝

正義に曰く:「虚筐を承く」とは、筐は本来幣を盛るものにして、幣を以て実となす。今の「実無し」とは、正に虚筐を承捧し、空しくして所有無きなり。

一撮金爻辞

上六・六爻(中中):美しき紅顔も、思い煩うを休めよ。人は車中に在り、舟は海底を行く。

出典