East Almanac
日本語

49. 泽火革 (革)

第1爻

この爻が動けば に変じる 31. 泽山咸 (咸)
初九:鞏(かた)くするに黄牛の革を用う。

現代解釈

革の初九は変革の初期段階にあって足場がまだ固まっておらず、黄牛の革で固めるように自制と待機が求められる局面を示します。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 49 革 — 第1爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/49/1

易の占い

初九は下卦の離火の最下位にあり、熱意はあるものの相応する支えがなく、時期尚早の軽挙妄動は戒められます。易の伝統的な解釈では「黄牛の革を用ひて鞏くす」と説かれ、小象伝もまだ行動を起こすべき時ではないと指摘します。今は焦って現状を壊そうとせず、自身の足元を固めて実力を蓄えることが肝要です。

仕事・キャリア

業務の不備や改善点に気づき改革の意欲が湧いても、現段階では決定権や周囲の同意が十分に整っていません。無理に自己主張を通して先行すると、組織内の反発を招き立場を危うくする恐れがあります。まずは与えられた役割を確実にこなし、周囲の信頼を着実に築いていくのが賢明です。

恋愛・対人

関係の初期や調整期において、相手に急激な変化や重い約束を求めるのは摩擦を生む原因になりがちです。「黄牛の如き堅実さ」を重んじ、穏やかで一貫した態度で接することが絆を育む基礎となります。焦って距離を縮めようとせず、時間をかけて自然に理解を深めていく姿勢が大切です。

金運

新たな投資話や急激な運用方針の転換に魅力を感じても、自身の備えや知識が追いついていない状態です。伝統的な知見では、不確実な時期ほど元本を守り、既存の基盤を強固にすることが推奨されます。一獲千金を狙うような無理な勝負は避け、今は手元の守りを固めるべき時です。

参考資料

原文

小象伝

「鞏くするに黄牛を用う」とは、以て為すあるべからざるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

「鞏」は九勇の反。

革の時に当たるといえただ初に居りて応なし、いまだ為すあるべからず。ゆえにこの象を為す。「鞏」は固なり。黄は中の色、牛は順なる物なり。革は物を固くする所以なり。また卦名を取れども義は異なり。その占いは堅確に固守すべく、もって為すあるべからずとなす。聖人の変革における謹みはかくのごとし。六二は柔順中正にして文明の主たり。上に応あり、ここにおいて革むべし。然るに必ず已日にして然るのちにこれを革むれば、征きて吉にして咎なし。占う者に猶お遽かに変ずべからざるを戒むるなり。

伊川易伝爻辞

変革は事の大なるものなり。必ずその時あり、その位あり、その才あり。審らかに慮りて慎みて動き、然るのちにもって悔いなかるべし。初九を時をもって言えば初なり。事の初めに動けばすなわち審慎の意なくして躁易の象あり。位をもって言えば下なり。時なく援なくして下に動けば、すなわち僭妄の咎ありて体勢の重きなし。才をもって言えば離体にして陽なり。離の性は上り、剛体は健なり、みな動くに速やかなり。その才かくのごとくして為すあらば、すなわち凶咎至らん。蓋し剛にして中ならず、体は躁なり。足らざる所は中と順なり。当に中順をもって自ら固くし、妄動することなかるべし。「鞏」は局束なり。革は包束する所以なり。黄は中の色、牛は順なる物なり。「鞏むるに黄牛の革を用う」とは、中順の道をもって自ら固くし妄動せざるを謂うなり。吉凶を言わざるは何ぞや。曰く、妄動すれば凶咎あり、中順をもって自ら固くすれば革めざるのみ、安んぞ便ち吉凶あらんや。

象に曰く、「鞏むるに黄牛を用うとは、以て為す有るべからざるなり」 初九は時・位・才みなもって為すあるべからざるを以て、ゆえに当に中順をもって自ら固くすべきなり。

周易注爻辞

革の始めに在りて、革の道いまだ成らず。かの常中を固く守りて、いまだ変に応ずること能わざる者なり。これはもって成るを守るべく、もって為すあるべからざるなり。鞏は固なり。黄は中なり。牛の革は堅靭にして変ずべからざるなり。固く守るのに用いるところは常中にして、堅靭にして変ずるを肯んぜざるなり。

周易正義爻辞

正義に曰く、鞏は固なり。黄は中なり。牛革は牛の皮なり。「革」の義たるや改変の名なり。しかも皮を名づけて革となすは、禽獣の皮はみな「革に従う」べきをもって、ゆえに譬えとなすなり。皮は革に従うの物といえども、牛皮は堅靭にして変じ難し。初九は革の始めに在りて、革の道いまだ成らず、かの常中を守りて変に応ずること能わず。これを事に施せば、牛皮を用いて自ら固くし、造次には変に従うを肯んぜざるに似たり。ゆえに「鞏むるに黄牛の革を用う」というなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「以て為す有るべからざるなり」とは、「為す有る」とは時の変に適して為す所あるを謂うなり。すでに堅忍自固し、もって常を守るべし、「以て為す有るべからざるなり」。

一撮金爻辞

初九の爻は下中:意は迷うも心は迷わず、事は寛やかなるも心は寛やかならず。正しき事の端を知らんと要むるも、猶お両重の山を隔つ。

出典