East Almanac
日本語

42. 风雷益 (益)

第6爻

この爻が動けば に変じる 3. 水雷屯 (屯)
上九:之を益する莫く、或いは之を撃つ。心を立るに恒勿ければ凶なり。

現代解釈

益卦の上九は利益の極点にあってなお貪り求め、かえって孤立と外部からの反発を招く局面を示しています。心に節度と恒常性を欠けば好機も一転して困難に変わるため、我欲を収めて分かち合いの姿勢に立ち返ることが求められます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 42 益 — 第6爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/42/6

易の占い

最上位に位置する上九は、過剰な利益追求によって周囲の支援を失い、外部からの反撃を受ける象意を帯びています。伝統的な易の解釈では、独占に走って他者を顧みず志を一定に保てない姿勢は、卦変先の水雷屯が示すような停滞と険難を呼び寄せるとされます。自らの取り分に固執する衝動を抑え、周囲へ譲る配慮を持つことが破綻を防ぐ要となります。

仕事・キャリア

成果や評価が頂点に達しやすい時期ですが、功績を独占したりさらなる権益を強引に主張すると、同僚や取引先からの激しい反発を受けかねません。組織論の観点でも、私利を優先してチームの調和を乱す振る舞いは求心力を決定的に失わせる要因となります。手柄を周囲と分かち合い謙虚な調整役に徹することで、孤立を回避して信頼を守ることができます。

恋愛・対人

相手にばかり配慮や譲歩を求め、自分自身は変化や歩み寄りを拒む姿勢が関係性に亀裂を生みやすい状態です。古典の教えが説くように、一方的な要求と気まぐれな態度は信頼関係を損ね、突然の対立や離反を引き起こす引き金となります。相手への甘えや過度な期待を手放し、感謝を言葉と態度で誠実に示すことが関係修復への確かな道となります。

金運

目先の利益を極限まで絞り取ろうとする過度な拡大や投機的な行動は、予期せぬ急変や損失を招く危険を孕んでいます。易学の知見では、満ち潮が引くように利益の極みには常に反動が潜むため、無理な資金投下は厳に慎むべき局面とされます。今は欲を広げず現状の資産保全と堅実な守りに徹することが、確実な安定につながります。

参考資料

原文

小象伝

「之を益する莫し」とは、偏れる辞である。「或いは之を撃つ」とは、外より来たるのである。

古典注釈

周易本義爻辞

陽を以て益の極に居り、益を求めて已まざるが故に、これを益する莫くして或いはこれを撃つ。「心を立つるに恒なかれ」とはこれを戒むるなり。

周易本義小象伝

これを益する莫しとは、なおその益を求むるの偏辞に従いて言うがごとし。もし究めてこれを言わば、則ちまたこれを撃つ者あらん。

伊川易伝爻辞

上は無位の地に居り、人を益するを行う者にあらず。剛を以て益の極に処り、益を求むること甚だしき者なり。応ずる所は陰にして、善を取りて自ら益する者にあらず。利とは衆人の同じく欲する所なり。専ら己を益せんと欲せば、その害大なり。欲すること甚だしければ則ち昏蔽して義理を忘れ、求むること極まれば則ち侵奪して仇怨を致す。故に夫子曰く「利に放りて行えば怨み多し」と。孟子謂えらく「利を先にすれば則ち奪わずんば饜かず」と。聖賢の深き戒めなり。九は剛を以て益を求むること極まり、衆人の共に悪む所なるが故に、これを益する者なくして或いはこれを攻撃す。「心を立つるに恒なかれ、凶」とは、聖人の人を戒むるに心を存するに専利なるべからずとなす。「恒なきこと是くのごとくなれば凶の道なり、速やかに改むべし」と云うなり。

伊川易伝小象伝

理とは天下の至公なり。利とは衆人の同じく欲する所なり。苟くもその心を公にしてその正理を失わざれば、則ち衆と利を同じくして人に侵すこと無く、人もまたこれに与えんと欲す。若し好利に切にして自私に蔽われ、自ら益することを求めて以て人を損すれば、則ち人もまたこれと力づくで争わん。故に肯えてこれを益する莫くして、これを撃ち奪う者あり。「これを益する莫し」と云うは、その己に偏するの辞を非とするなり。苟くも己に偏せずして公道に合せば、則ち人もまたこれを益せん、何ぞこれを撃つを為さんや。既に人に益を求めて甚だしき極みに至れば、則ち人皆悪みてこれを攻めんと欲す。故にこれを撃つ者は外より来るなり。人の善を為せば則ち千里の外もこれに応ず。六二の中正虚己にして、これを益する者外よりして至るは是れなり。苟くも不善を為せば則ち千里の外もこれに違う。上九の益を求むるの極まりて、これを撃つ者外よりして至るは是れなり。繋辞に曰く「君子は其の身を安んじて後に動き、其の心を易くして後に語り、其の交わりを定めて後に求む。君子此の三者を修む、故に全きなり。危うくして以て動けば則ち民与せざるなり。懼れて以て語れば則ち民応ぜざるなり。交わり無くして求むれば則ち民与せざるなり。これに与する莫ければ則ちこれを傷る者至る。易に曰く『これを益する莫く或いはこれを撃つ、心を立つるに恒なかれ凶』と」と。君子の言動と求むるは皆その道を以てして乃ち完善なり。然らざれば則ち傷を取るにして凶なり。

周易注爻辞

益の極に処り、盈つるを過ぐる者なり。益を求めて已まず、心に恒なき者なり。厭くこと無き求めには、人は与せざるなり。独り唱えて和する莫きは、これ「偏辞なり」。人道は盈つるを悪み、怨む者一にあらず、故に「或いはこれを撃つ」と言うなり。

周易正義爻辞

正義に曰く、上九は益の極に処り、益の過甚なる者なり。益を求めて厭かず、怨む者一にあらず、故に「これを益する莫く、或いはこれを撃つ」と言うなり。勿は猶お無のごとし。益を求めて已まざるは、これ「心を立つるに恒なき」者なり。恒なき人は必ず凶咎の集まる所なり、故に「心を立つるに恒なかれ、凶」と言う。

周易正義小象伝

正義に曰く、「偏辞」とは、此に求めありて彼応ぜざるは、これ「偏辞なり」。「外より来る」とは、怨む者一にあらず、召くを待たざるなり、故に「外より来るなり」と言う。

出典