East Almanac
日本語

38. 火泽睽 (睽)

第4爻

この爻が動けば に変じる 41. 山泽損 (损)
九四。睽きて孤なり。元夫に遇い、交も信ず。危うけれども咎なし。

現代解釈

九四は周囲との調和を欠いて孤立無援の境遇に置かれますが、同じ志を持つ良き協力者と出会い、互いに信じ合うことで危機を脱します。猜疑心を減らし、真心を交わすことで孤立を打開できる卦象です。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 38 睽 — 第4爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/38/4

易の占い

伝統的な解釈において、九四は陰位に陽が居て初九と応ぜず、陰に挟まれて孤立する「睽孤」の状態にあります。しかし初九と同徳の志を通わせる「元夫に遇い、交も孚あり」によって、危うい立場から咎めなしへと転じます。変卦の損が示すように、余計なプライドや警戒心を減らし、心を開いて信頼関係を築くことが小象伝の言う「志行わるる」契機となります。孤立した状況でも誠実な盟友を見出して心を合わせることが、難局を打開する力となります。

仕事・キャリア

職場内で孤立感を覚えたり、派閥の狭間で後ろ盾を失ったりしやすい厳しい局面を迎えています。伝統的な助言によれば、組織全体に立ち向かうのではなく、価値観を共有できる誠実な同僚と深く連携することが突破口となります。意地を張らずに信頼できるパートナーと力を合わせることで、孤立の危機を乗り越えて成果を出せます。

恋愛・対人

パートナーとの間に距離を感じたり、周囲に理解者がいない孤独感を抱え込みやすい時期です。自己防衛や疑念を手放し、素直に胸襟を開いて本音を交わし合うことが関係の再構築につながると古典は説いています。お互いに誠意を示して疑いを晴らすことで、孤独感は温かな絆へと変化します。

金運

資金調達や共同事業において支援が得られにくく、独力での推進に限界を感じやすい時期です。変卦の損の教えに従い、無理な拡張欲を削ぎ落として堅実な提携先と相互扶助の関係を結ぶことが安全を守ります。信頼できる仲間とリスクを分かち合い堅実に歩むことが、難局での財政基盤を守り抜く鍵となります。

参考資料

原文

小象伝

交も信じて咎なしとは、志行わるるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

「夫」の字は字の如し。

睽孤とは応なきを謂う。元夫に遇うとは初九を得るを謂う。交孚とは同徳にして相い信ずるを謂う。然れども睽の時に当たり、ゆえに必ず危厲にして然るのちに咎なきを得る。占う者もまた是の如し。

伊川易伝爻辞

九四は睽の時に当たり、居る所安きにあらず。応なくして二陰の間に在り、これ睽離孤処する者である。剛陽の徳を以て睽離の時に当たり、孤立して与にするなければ、必ず気類を以て相い求めて合す。ここを以て元夫に遇うのである。夫とは陽を称し、元とは善なり。初九は睽の初めに当たり、ついに能く同徳と睽の悔いを亡ぼし、睽に処するの至善なる者である。ゆえにこれを目して元夫となすは、なお善士というがごとし。四は中を過ぎて睽くこと已に甚だしく、初の善なるに若かず。四と初はともに陽を以て一卦の下に処し、相い応ずるの位に居り、睽乖の時に当たり各々応援なきゆえに、自然と同徳相い親しみ、ゆえに会遇するのである。同徳相い遇えば必ず至誠を以て相い与にし交孚す、おのおの孚誠あるなり。上下の二陽、至誠を以て相い合すれば、いかなる時も行われざるはなく、いかなる危うきも済われざるはなし。ゆえに危厲に処すといえども咎なきなり。睽離の時に当たり、二陰の間に孤居し、位当たらざるに処し、危うくして且つ咎あるべきところ、元夫に遇いて交孚するを以て、ゆえに咎なきを得るのである。

伊川易伝小象伝

初と四はともに陽剛の君子である。睽乖の時に当たり、上下至誠を以て相い交わり、志を協え力を同じうすれば、その志は行うべく、ただ咎なきにとどまらない。卦辞にはただ咎なしと言うが、夫子はまたこれに従いてこれを明らかにし、その志を行いて時の睽を救うべしと云う。けだし君子の陽剛の才を以て至誠相い輔くれば、何ぞ済う能わざらんや。ただ君子あれば能くその志を行うのである。

周易注爻辞

応なく独り処し、五は自ら二に応じ、三は己と睽く。ゆえに「睽孤」と曰う。初もまた応なく特立す。睽の時に処し、ともに独立に在りて同じく体の下に処し、志を同じくする者である。而して己は位を失い、三と五に比するに皆己と乖き、処して安んずる所なし。ゆえにその疇類を求めて自ら託す。ゆえに「元夫に遇う」と曰う。同志相い得て疑いなし、ゆえに「交孚す」と曰う。乖隔に在りといえども志はゆえに行わるるを得、ゆえに危うしといえども咎なきなり。

周易正義爻辞

「九四」から「交孚す厲うけれども咎なし」に至るまで。

正義に曰く、「元夫」とは初九を謂う。卦の始めに処するゆえに「元」なり。初と四はともに陽にして「夫」と言うは、けだし是れ丈夫の夫であり、夫婦の夫ではない。

出典