East Almanac
日本語

18. 山风蠱 (蛊)

第2爻

この爻が動けば に変じる 52. 艮為山 (艮)
九二:母の蠱を幹す、貞にすべからず。

現代解釈

九二は下卦の中位にあって六五と応じ、情義や内面の絡み合いから生じた古い弊害を正す局面を表します。強硬な是正に固執せず、柔軟さと中庸の配慮をもって臨むことが肝要です。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 18 蛊 — 第2爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/18/2

易の占い

剛柔の調和を得た九二は、感情や情義にまつわる滞りを解消する位置にあります。伝統的な易学では「貞すべからず」とは正道を捨てることではなく、厳格さや白黒をつける強硬姿勢に執着してはならない戒めとされます。相手の心情を汲み取りながら漸進的に正していくことで、人間関係の破綻を避けつつ本質的な改善へと導けます。

仕事・キャリア

業務においては、前任者の残した情緒的な配慮や慣習的な制度のほころびを再調整する場面に向き合います。強権的な規則の押しつけは現場の反発を招きやすいため、関係者の立場に配慮した丁寧な対話が欠かせません。柔軟な姿勢で合意を形成しながら少しずつ歪みを是正することが、着実な前進につながります。

恋愛・対人

親族の関与や過去の甘えなど、感情的なしがらみが二人の間に小さな摩擦を生みやすいときです。正論を振りかざして相手を論破しようとすると、かえって心の距離を広げる恐れがあります。寛容な心で相手の立場を思いやり、温和に歩み寄る姿勢が絆の修復を後押しします。

金運

家族間の金銭貸借や身内との共同出資など、情が絡んで曖昧になりがちな資産関係の整理が課題となります。一方的な追求や性急な白黒の決着を避けて、双方が納得できる現実的なルールを段階的に整えるのが賢明です。情義と規律のバランスを取りながら整えることが、関係と資産の双方を守る要となります。

参考資料

原文

小象伝

「母の蠱を幹す」とは、中道を得るなり。

古典注釈

周易本義爻辞

九二は剛中にして上に六五に応ず。子母の蠱を幹して中を得るの象なり。剛を以て柔を承けて其の壊れを治む。故に又た戒むるに堅貞なる可からざるを以てす。当に巽を以て之に入るべきを言うなり。

伊川易伝爻辞

九二は陽剛にして六五の応ずる所と為る。是れ陽剛の才を以て下に在りて夫の上に在る陰柔の事を幹するなり。故に子母の蠱を幹するを以て義と為す。剛陽の臣を以て柔弱の君を輔くるも、義亦た相近し。二は巽体にして柔順に処る義多く、母の蠱を幹するの道なり。夫れ子母に於いては、当に柔巽を以て之を輔導し、義を得せしむべし。順ならずして敗蠱を致さば則ち子の罪なり。従容として順を将(すす)むるに豈に道無からんや。婦人を以て言わば則ち陰柔知る可し。若し己が剛陽の道を伸べ、遽(にわか)に矯拂せば則ち恩を傷つけ、害する所大いなり。亦た安んぞ入る能わんや。己を屈し意を下し、巽順にして将承し、之をして身正しく事治まらしむるに在るのみ。故に「貞にす可からず」と曰う。貞固にして其の剛直の道を尽くす可からざるを謂う。是の如くして乃ち中道なり。又た安んぞ之をして甚だ高き事を為さしむる能わんや。若し柔弱の君に於いて誠を尽くし忠を竭くして之を中道に致さば則ち可なり。又た安んぞ之をして大いに為す有らしむる能わんや。且つ周公の聖を以て成王を輔くるに、成王甚だ柔弱なるに非ざるなり。然れども能く之をして成王為らしむるのみ。成を守りて道を失わざれば則ち可なり。固より之をして羲黄堯舜の事を為さしむる能わざるなり。二は巽体にして中を得たり。是れ能く巽順にして中道を得、「不可貞」の義に合い、母の蠱を幹する道を得るなり。

伊川易伝小象伝

二は中道を得て過剛ならず。母の蠱を幹するの善なる者なり。

周易注爻辞

内中に居り、宜しく母の事を幹すべし、故に「母の蠱を幹す」と曰うなり。婦人の性は全正ならしめ難し、宜しく己の剛を屈すべし。既に幹にして且つ順なり、故に「貞にす可からず」と曰うなり。幹して中を失わず、中道を得るなり。

周易正義爻辞

正義に曰く、内に居り中に処るは、是れ母の事を幹するなり。「不可貞」とは、婦人の性は全正ならしめ難く、宜しく己の剛を屈すべく、固く貞正を守る可からず。故に「貞にす可からず」と云うなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「得中道」とは、「幹母之蠱」の義を釈す。全正なる能わずと雖も、猶お中に在るの道を失わず、故に「中道を得」と云うなり。

一撮金爻辞

九二は二爻上中なり:暗きは去りて又た明らかなり来たり、憂心事諧(ととの)うべし。終には須らく一笑を成すべし、日下疑い猜(うたが)うこと莫れ。

出典