East Almanac
日本語

17. 泽雷隨 (随)

第3爻

この爻が動けば に変じる 49. 泽火革 (革)
六三:丈夫に係りて、小子を失う。隨いて求むるあれば利を得、貞に居るべし。

現代解釈

随の六三は、下方の未熟な執着を断ち切り、上位の確かな力量を持つ存在に従うことで前進を果たす局面です。過去への未練を潔く手放し、より高い志に従って正道を歩むことで、求める成果が得られます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 17 随 — 第3爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/17/3

易の占い

六三は下卦の極みに位置し、下にある初九を捨てて上の九四に従う形をとり、之卦は変革を象徴する沢火革となります。易経の伝統において「丈夫に繋がれ、小子を失う」とは、目先の安易さから脱却して成熟した導きを選ぶ決断を意味します。一時的な痛みを伴う離別があっても、信念を持って真に頼るべき規範に従うことで道が開けます。

仕事・キャリア

職務においては、慣れ親しんだ古いやり方や低迷した関係から抜け出し、有能な先輩や高い基準を持つチームに身を置くべき転換期です。小象伝の「志、下を舎つるなり」が示す通り、自分の可能性を高めるために環境を改める姿勢が評価されます。成長を促してくれる優れた指導者や目標に意識を集中させることが、着実な実績に繋がります。

恋愛・対人

パートナーシップにおいては、依存的で未熟な関係に区切りをつけ、精神的に自立した誠実な絆へとシフトしていく時です。古典解釈では、過去のしがらみを清算してこそ成熟した調和が得られると説かれています。お互いに敬意を払い高め合える関係へと進むことで、揺るぎない安心感が育まれます。

金運

収支や管理面では、成果の乏しい不毛な事柄や不要な出費を整理し、価値ある中核分野へリソースを再配分することが功を奏します。伝統的な教えにある「貞に居れば利あり」の通り、取捨選択の後はブレずに規律を守ることが肝要です。無駄な支出を大胆に削ぎ落とし、将来性のある確実な基盤に注力することが実りをもたらします。

参考資料

原文

小象伝

「丈夫に係わる」とは、志、下を捨つるなり。

古典注釈

伊川易伝爻辞

丈夫とは九四なり。小子とは初なり。陽の上に在る者は丈夫なり、下に居る者は小子なり。三は初と同体と雖も、切に四に近し、故に四に係ぐなり。大抵陰柔は自立能わず、常に近き所に親係す。上に四に係ぐ、故に下に初を失う。初を舎てて上に従うは、随の宜しきを得るなり。上に随うは則ち善なり。昏の明に随い、事の善に従うが如きは、上に随うなり。是に背き非に従い、明を舎てて暗を逐うは、下に随うなり。四も亦た応無く之に随う者無し。近く三の随うを得れば、必ず之と親善す。故に三の四に随うは、求むる有れば必ず得らるるなり。人の上に随いて上が之に与するは、是れ求むる所を得るなり。又た凡そ求むる所の者、得べし。然りと雖も固より理に非ず道を枉げて以て上に随い、苟も愛を取りて以て求むる所を遂ぐ可からず。此の如きは乃ち小人の邪諂にして利に趨くの所為なり。故に「貞に居るに利ろし」と云う。自ら正に処れば則ち謂う所の求むる有りて必ず得らるる者は、乃ち正事にして君子の随なり。

象に曰く、丈夫を係ぐとは、志下を舎つるなり。既に上に随えば、則ち是れ其の志下を舎てて従わざるなり。下を舎てて上に従うは、卑を舎てて高きに従うなり。随に於いて善と為す。

周易注爻辞

陰の物たる、随の世に処るを以て、独立すること能わず、必ず係ぐる有るなり。下卦に体すと雖も、二は已に初を拠有す、将に何れにか附かんとする。故に初を舎てて四に係ぎ、志は「丈夫」に在り。四も倶に応無く、亦た己に随わんと欲す。則ち其の求むる所を得たり。故に「随いて求むるを得る有り」と曰うなり。応は其の正に非ず、以て人に係ぐ。何ぞ妄りに「貞に居るに利ろし」と曰う可けんや。初は己が下に処り、四は己が上に処る。故に「丈夫を係ぎ、小子を失う」と曰うなり。

周易注小象伝

「下」とは初を謂うなり。

周易正義爻辞

「六三係丈夫」より「利居貞」に至る。

正義に曰く、六三は陰柔にして九四に近し、是れ「丈夫」に係ぐるなり。初九は既に六二の拠る所と為る、六三は復た往きて之に従う可からず、是れ「小子を失う」なり。「随有求得」とは、三は往きて四に随い、四も亦た更に他の応無し。己往きて四に随えば、四は己を逆(こば)む能わず。是れ三の随う所、求むる有れば皆得らるるなり。「利居貞」とは、己其の正に非ずして以て人に係ぐ、妄動す可からず、唯だ倶に処りて正を守るに利あり。故に「利居貞」と云うなり。

注の「四倶無応」より「小子也」に至る。

正義に曰く、「四倶無応」とは、三も既に応無く、四も亦た応無し、是れ四と三と倶に応無きなり。此の六二・六三は陰陽の象に因り、丈夫・小子を仮りて以て人事を明かすのみ、余義無きなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「丈夫を係ぐ」の義を釈す。六三は既に九四の「丈夫」に係げば、志意は則ち下の初九を舎つるなり。

出典