East Almanac
日本語

61. 风泽中孚 (中孚)

第1爻

この爻が動けば に変じる 59. 风水渙 (涣)
初九:虞なれば吉、他あれば燕からず。

現代解釈

中孚卦の初九は、信義を築き始める段階において思慮深く専一であることを説く爻です。初志を純粋に保ち余計な雑念を交えなければ吉を得ますが、心を分散させると安らぎを失います。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 61 中孚 — 第1爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/61/1

易の占い

陽爻が最下位に正しく位置し、信義の萌芽期において慎重な分別とひたむきさを保つ姿を表しています。伝統的な解釈では「虞吉、志未だ変ぜざるなり」とされ、初心を乱さず専念することが安寧をもたらすと説かれます。最初の段階で動機を純化し脇見を慎むことが、後々の迷いを防ぐ基盤となります。

仕事・キャリア

新規プロジェクトや職務の着手時には、余計な副業や目移りを排し、本務に集中することが求められます。易の伝統では、発足期の集中力が全体の成否を左右し、二心を持つと足元をすくわれると戒められています。まずは目の前の主軸業務を誠実にやり抜くことが、信頼と実績を固める近道です。

恋愛・対人

関係性の始まりにおいては、誠意を一つに絞り、よそ見をしない一途な姿勢が安心感を生み出します。古典の教えにある「他に有れば燕(やす)からず」の通り、複数の選択肢を天秤にかけるような態度は不信と混乱を招きます。目の前の相手に誠実に向き合い続けることで、揺るぎない絆が育まれます。

金運

資金計画や運用の初期段階では、不確実な儲け話に目移りせず、透明で堅実な方針を貫くことが重要です。伝統的見解では、足元の本分を守ることが安定につながり、投機的な誘惑に脇目を振ると不安と損失を招くとされます。あれこれ手を出さずに本業や基本方針を軸に据えることが、資産の安定を守ります。

参考資料

原文

小象伝

初九の虞なれば吉とは、志いまだ変ぜざるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

他は湯何の反。

中孚の初めに当たり、上は六四に応ず。能くその信ずべきを度(はか)りてこれを信ずれば吉なり。復た他あれば、その度る所以の正を失いて、その安んずる所を得ず。占う者を戒むるの辞なり。

伊川易伝爻辞

九は中孚の初めに当たる。ゆえに戒めはその信ずる所を審らかにするに在り。虞とは度るなり。その信ずべきを度りて後に従うなり。至信ありと雖ももし其の所を得ざれば悔咎あり。ゆえに虞度して後に信ずれば吉なるなり。既に信ずる所を得ば誠一なるべし。もし他あればその燕安を得ず。燕安は裕(ゆる)やかなり。他ありとは志定まらざるなり。人の志定まらざれば惑いて安からず。初と四は正応たり。四は巽体にして正に居り、善からざるなし。爻は始めを謀るの義を大となすを以て、相応ずるの義を取らず。もし応を用いれば虞にあらざるなり。

伊川易伝小象伝

信の始めに当たり、志未だ従う所あらずして信ずる所を虞度すればその正を得。ここを以て吉なるなり。蓋しその志未だ変動あらず、志従う所あらばこれ変動にして、これを虞るもその正を得ざるなり。初においては信ずる所を求むるの道を言うなり。

周易注爻辞

虞は猶お専の強きがごとし。信の始めとなりて応四に在り、専一の吉を得る者なり。志未だ変ずる能わず、心を一に繋ぐ。ゆえに「他に有れば燕(やす)からず」なり。

周易正義爻辞

正義に曰く:虞は猶お専のごとし。燕は安なり。初は信の始めとなり、応四に在りて、その専一の吉を得る。ゆえに「虞なれば吉なり」と曰う。既に心を一に繋ぐがゆえに、更に他求あれば、これと共に相燕安すること能わざるなり。ゆえに「他に有れば燕からず」と曰うなり。

周易正義小象伝

正義に曰く:「志未だ変ぜず」とは、専一の吉を得る所以は、志未だ改変せずして更に他に親しまざるを以てなり。

一撮金爻辞

初九・初爻(上中):一点陽春に着けば、枯れ枝もことごとく栄ゆ。志専らにして方(まさ)に遇合す、初めには二心三心を忌むべし。

出典