East Almanac
日本語

14. 火天大有 (大有)

第2爻

この爻が動けば に変じる 30. 離為火 (离)
九二:大轝以て載す。往くところあるも咎なし。

現代解釈

大有の九二は、下卦の中央に位置して五位の君主と応じ、重荷を積んで進む頑丈な大車に例えられます。充実した力量と確かな信頼を兼ね備え、重要な使命を引き受けて前進しても過ちがありません。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 14 大有 — 第2爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/14/2

易の占い

九二は剛健でありながら中庸の徳を備え、尊位の六五と正応の関係にあります。小象伝に「中に積み敗れざるなり」とあるように、内面に培った確かな実力と品格があるため、重大な責務を担っても破綻することがありません。之卦は離卦へと向かい、明晰な知恵と公正な意志に支えられた前進を示しています。端的に言えば、確かな実力と偏りのない誠実さをもって取り組めば、重責も滞りなく果たせます。

仕事・キャリア

職場では上層部から篤い信託を受け、中核となる大型プロジェクトや重要業務の牽引役を任される好機です。業務処理能力と調停力の双方が充実しているため、困難な要求に対しても周囲と呼吸を合わせて手堅く成果を積み上げられます。一時の勢いに頼るのではなく、地に足の着いた計画性と着実な実行を重んじることが評価をさらに高めます。要するに、重責を担うだけの実力がすでに備わっており、自信を持って前進することで良い結果へ繋がります。

恋愛・対人

パートナーシップにおいては、頼もしさと深い包容力を発揮し、相手に確かな安心感を与えられる時期です。互いの役割分担が自然に噛み合い、生活の基盤や将来の計画を共に背負い合える安定した絆が育まれます。一時的な感情の起伏に惑わされず、誠実な行動で支え合う姿勢が二人の関係をより強固なものにします。平たく言えば、どっしりと構えて相手を支える姿勢が、揺るぎない信頼関係を築く鍵となります。

金運

財運は極めて堅実であり、一時的な投機ではなく、確かな資産を着実に蓄え運用する力量に恵まれています。大車に財宝を載せて運ぶ象意の通り、盤石な基盤を整えた上で長期的な視点から資源を動かす方針が適しています。目先の利益を焦らず、基礎体力を強化しながら管理することで、予期せぬリスクにも柔軟に対応できます。つまり、地道に築き上げた信用と堅実な管理を貫くことで、財政面は息長く安定します。

参考資料

原文

小象伝

大轝以て載すとは、中に積みて敗れざるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

剛中にして下に在り、上に応ずるを得たり。大車をもって載するの象となす。往く所ありてかくのごとくなれば、以て咎なかるべし。占う者必ずこの徳ありて、乃ちその占に応ずるなり。亨は春秋伝に享に作る、朝献を言うなり。古くは亨通の亨、享献の享、烹飪の烹、皆亨の字に作る。九三は下の上に居り、公侯の象なり。剛にして正を得、上に六五の君ありて中を虚しくし賢に下る。ゆえに天子に享する象となす。占う者その徳あらば、則ちその占かくのごとし。小人は剛正の徳なし、則ちこの爻を得るといえども当たる能わざるなり。

伊川易伝爻辞

九は陽剛をもって二に居り、六五の君の任ずる所となる。剛健なれば則ち才勝ち、柔に居れば則ち謙順にして中を得て過ちなし。その才かくのごとし、ゆえによく大有の任に勝(た)う。大車の材の強壮にして重き物を載するに勝うるがごときなり。以て重きに任じ遠きに行くべし、ゆえに往く攸ありて咎なきなり。大有の豊盛の時にあたり、有ありていまだ極まらず、ゆえに二の才をもって往きて咎なかるべし。盛極まるに至らば則ち以て往くべからず。象に曰く、大車以て載すとは、中を積みても敗れざるなり。

壮大なる車の重くその中に積載して損敗せざるは、なお九二の材力の強きがよく大有の任に勝うるがごときなり。

周易注爻辞

重きに任じて危うからず。

周易正義爻辞

「九二大車以て載す」。

正義に曰く、「大車以て載す」とは、体これ剛健にしてまた中に居り、身に委任を被り、その任重きなり。能くその任を受くるに堪えて傾危あることなし、猶お大車の物を載するがごとし。これ外象を仮りて人事を喩すなり。

注の「重きに任じて危うからず」。

正義に曰く、「大車以て載す」の意を釈す。大車とは牛車をいうなり。載する物すでに多し、ゆえに「任重し」という。車の材強壮なり、ゆえに傾危あることなきなり。正義に曰く、重任に堪当す、ゆえに往く攸ありて咎なきは、居りてその位を失えば凶咎あるかと嫌う、ゆえに「咎なし」というなり。正義に曰く、「中を積みても敗れざるなり」とは、「大車以て載す」の義を釈す。物すでに積聚し、身に中和あり、積聚する所を受けて身に在り、上敗るるに至らざるに堪うるなり。

一撮金爻辞

九二・二爻、上中。一重の水、一重の山。風波の道も坦然たり、壺中おのずから別天あり。

出典