East Almanac
日本語

8. 水地比 (比)

第2爻

この爻が動けば に変じる 29. 坎為水 (坎)
六二:これに比すること内よりす、貞にして吉。

現代解釈

「比」の六二は、内卦の中正を得て九五の尊と正応し、自らの内なる誠実さと主体性を保ったまま結ばれる姿を示しています。無理な迎合をせず、内面から自然に生まれる調和を守ることで安定した幸いがもたらされます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 8 比 — 第2爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/8/2

易の占い

六二は内卦坤の中央に位置して正位を得ており、九五の剛健な指導者と陰陽正応の理想的な呼応を形成しています。伝統的な解釈では「内より比す、自ら失わざるなり」と説かれ、自己の尊厳や本分を損なうことなく内なる徳に基づいて人と親しむ重要性が強調されます。へつらいや妥協に走らず、自らの軸を保ちながら結ぶ絆こそが最も堅固で揺るぎないものとなります。自分を偽らず内面を整えて築く関係こそが、末永い信頼を生みます。

仕事・キャリア

業務においては、小手先の根回しや過度な阿諛追従に頼ることなく、誠実な職務遂行と自律した姿勢が評価される好機です。中正な立ち位置を守ることで、上位の意思決定者や重要人物からの信頼を自然な形で引き寄せることができます。己の持ち場を丁寧に守り、誇りを持って仕事に向き合う姿勢が不可欠な存在感へとつながります。目先の忖度よりも自分の専門性と誠実さを磨くことが、結果として確固たる味方を得る近道です。

恋愛・対人

互いの人格を尊重し合い、自立した個として深く心を通わせ合える調和に恵まれています。過度な依存や無理な合わせ込みを必要とせず、自然体で対等に向き合える心地よい関係性が育まれます。内面から湧き出る敬意と愛情を誠実に表現することが、ふたりの結びつきをより確かなものにします。相手に尽くしすぎて自分を見失うのではなく、自分らしくいることで絆は一層深まります。

金運

本業に根ざした堅実な仕事ぶりや、信頼関係に基づく協業を通じて安定した実りが得られる流れです。目先の甘い誘いに乗ったり、無理な人脈作りに過度な出費を重ねたりする必要はありません。身の丈に合った誠実な取引と地道な価値提供に集中することで、健全な基盤が整います。外側の流行を追うより自分の強みを守り抜く姿勢が、持続的な財の安定をもたらします。

参考資料

原文

小象伝

これに比すること内よりすとは、自ら失わざるなり。

古典注釈

周易本義小象伝

正を得れば自ら失わざるなり。

伊川易伝爻辞

二と五は正応であり、ともに中正を得て、中正の道をもって相比する者である。二は内に処り、「内よりす」とは己によるをいう。才を択んで用いるは上にあるといえども、身をもって国に許すは必ず己による。己れ君を得て道合い進むをもって、正にして吉なるを得る。中正の道をもって上の求めに応ずるのは、内よりするなり、自ら失わざるなり。汲汲として比を求める者は、君子の自ら重んずる道にあらず、自ら失うものなり。

伊川易伝小象伝

己の中正の道を守りてもって上の求めを待つ、これすなわち自ら失わざるなり。易の戒めをなすや厳密である。二は中正なりといえども質は柔にして体は順なるがゆえに、貞吉にして自失の戒めがある。これに自守してもって上の求めを待つよう戒めるのは、遅れて後に凶となることへ涉らざらんや。曰く、士の己を修むるは上の求めを待つ道なり。志を降し身を辱むるは自重の道に非ず。ゆえに伊尹や武侯の天下を救わんとする心は切実ならざるにあらず、必ず礼の至るを待ちて然る後に出でたのである。

周易注爻辞

比の時に処り、中に居り位を得て、係応は五にあり、他を来たらしむる能わず。ゆえにその内より貞吉なるを得るのみである。

周易正義爻辞

正義に曰く、「これに比すること内よりす、貞にして吉なり」とは、中に居り位を得て、係応は五にあり、他をことごとく来たらしむる能わず。ただ親比の道は自らその内にあり、独り五と応ず。ただ「貞吉」なるのみにして、初六の「他の吉あり」には及ばざるなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「自ら失わざるなり」とは、「これに比すること内よりす」の義を釈く。その応ずるところの偶を自ら失わず、ゆえに「これに比すること内よりし、自ら失わざるなり」という。

一撮金爻辞

六二・二爻[中中]:一人去り、一人来たる。清風明月両ながら相猜む、金鱗を獲得して釣台を下る。

出典