伊川易伝爻辞
五は陽剛を以て中に居り正を得、天位に位し、能くその道を尽くせり。これを以て需てば何ぞ需ちて獲ざらん。故に宴安酒食して以てこれを俟てば、須つる所必ず得べし。既に貞正を得て須つる所必ず遂ぐ、吉と謂うべし。
第5爻
九五:酒食に需つ。貞にして吉なり。
尊位にあって中正を得た九五は、落ち着いて飲食を楽しみ英気を養いながら待ち、正しさを守ることで吉を得やすくなります。安定した実力と泰然自若とした態度が大局を整え、自然と道を開いていきます。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 5 需 — 第5爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/5/5
五位の君主の座に就き、中正の徳を完全に備えた九五は、需の卦において最も成熟した「酒食に需つ」優雅な待機を示します。険難のただ中にあっても自らの力と立場が盤石であるため、私利に溺れず正道を保つことで自ずと吉祥を享受できると解釈されます。之卦が調和と通達を象徴する泰へと向かうことからも、悠然とした構えが大きな安泰をもたらすことが示唆されます。端的に言えば、焦らず力を蓄えながら堂々と構えていれば、最善の展開が向こうからやってきます。
これまでの実績が実を結び、組織の中で確固たる信頼と指導力を発揮できる充実期を迎えています。今は無理に新たな戦線を広げるよりも、現在の成果を組織全体で分かち合い、チームの結束や士気を高めることに注力するのが効果的です。中正なリーダーシップで周囲を温かく見守る姿勢が、さらなる求心力と安定した成果を生み出します。要するに、ゆとりを持って周囲をまとめ、足元の基盤を充実させることが成功を確かなものにします。
穏やかな安心感と深い信頼に包まれ、互いの存在を心地よく慈しみ合える豊かな時期です。古典の象徴が示す飲食の楽しみのように、日常の団らんや何気ない時間を分かち合うことが絆をさらに強固にします。過度な演出や駆け引きを弄することなく、誠実で自然体な触れ合いを重ねることが幸福な関係を持続させます。平たく言えば、日々の穏やかな時間を素直に楽しみ、互いを大切にすることで絆が深まります。
本業の着実な成果が実を結び、手元の収支が安定して豊かさを実感しやすい好調な巡りです。酒食の恵みは正当な努力によって得られる実りを象徴しており、堅実な姿勢を崩さない限り揺らぐことはありません。目先の投機に惑わされることなく、長期的な生活の質や基盤の安定に資金を配分することが吉を呼びます。一言で言えば、日頃の堅実な実りを感謝して受け取り、手堅く守っていくことが繁栄につながります。
「酒食、貞吉」とは、中正なるを以てなり。
伊川易伝爻辞
五は陽剛を以て中に居り正を得、天位に位し、能くその道を尽くせり。これを以て需てば何ぞ需ちて獲ざらん。故に宴安酒食して以てこれを俟てば、須つる所必ず得べし。既に貞正を得て須つる所必ず遂ぐ、吉と謂うべし。
伊川易伝小象伝
酒食に需ちて貞にして且つ吉なる者は、五が中正を得てその道を尽くすを以てなり。
周易注爻辞
需の須つる所は、以て達するを待つなり。已に天位を得て、その中正を暢べ、復た須つる所無し、故に酒食して已に「貞吉」を獲るなり。
周易正義爻辞
正義に曰く:「酒食に需ちて貞吉」とは、五は既に需の主と為り、已に天位を得て復た需つる所無く、但だ需つるに酒食を以てして遞に相い宴楽して貞吉を得るなり。
周易正義小象伝
正義に曰く:「酒食貞吉」の義を釈す。九五は中に居り正を得、「需」道亨通して上下事無きを言うなり。
一撮金爻辞
九五五爻中中:久しく驚濤を歴るも、東風便ち好し。太平身を退くは、目下なお早し。