East Almanac
日本語

5. 水天需 (需)

第3爻

この爻が動けば に変じる 60. 水泽節 (节)
九三:泥に需つ。寇(あだ)の至るを致す。

現代解釈

水辺の泥濘に踏み込んで立ち往生する九三は、焦って前進することで自ら災難や対立を引き寄せてしまう警戒の時です。衝動を抑えて節度を守り、慎重に自制を効かせることでのみ失敗を防ぐことができます。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 5 需 — 第3爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/5/3

易の占い

下卦の極みに位置する九三は、剛の勢いに任せて険難の泥水へと深入りし、身動きが取れなくなる象を示します。小象伝が「自ら寇を致すも、敬慎すれば敗れず」と戒めるように、直面するトラブルは外因ではなく自身の無理な前進が招いたものです。之卦が節を指し示している通り、過剰な自己主張を控えて立ち止まる慎重さこそが身を守る防壁となります。一言で言えば、危険な場所へ自ら踏み込むのをやめ、慎み深く引き返すことが危機を避ける鍵です。

仕事・キャリア

事業や職務において功を焦りすぎると、体制の不備を突かれたり競合からの強い反発を招いたりして窮地に陥る恐れがあります。古典の知見では、限界を超えて攻め入ることで弱点を露呈し、進退窮まるリスクが高まる局面とされます。今は強引に突破を図るのではなく、一度手を止めて守りを固め、業務の足元を点検することが賢明です。要するに、焦って成果を求めず、慎重にブレーキをかけて体勢を立て直しましょう。

恋愛・対人

恋愛やパートナーシップにおいて、一方的な要求を押し通そうとしたり関係の進展を急ぎすぎたりして関係がこじれやすい状況です。泥に足を取られる象が示すように、無理な距離の詰め方はかえって相手の警戒心や反発を招きます。互いの境界線を尊重し、一歩引いて冷静さを取り戻すことで、決定的な亀裂を未然に防ぐことができます。平たく言えば、強引に関係を進めようとせず、相手との距離感を大切にして見守るべき時です。

金運

資金の流動性が滞りやすく、リスクの高い案件に手を出して資金が拘束されてしまう懸念がある時期です。易の教えでは、目先の利益を追って焦る行動そのものが思わぬ損失を呼び込むと戒められています。新規の支出や不確実な投機は厳に慎み、手元資金を手堅く確保する防衛的な姿勢を徹底してください。端的に言えば、儲け話に手を出さず、手元の備えを固めて無駄遣いを防ぐことが大切です。

参考資料

原文

小象伝

「泥に需つ」とは、災い外に在るなり。「我より寇を致す」も、敬慎すれば敗れざるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

泥はまさに険に陥らんとす。寇は則ち害の大なる者なり。九三は険を去ること愈々近くして過剛不中なり、故にその象此の如し。

周易本義小象伝

外は外卦を謂う。敬慎すれば敗れずとは、外の占いを明らかなりとす。聖人の人を示す意、切なるかな。

伊川易伝爻辞

泥は水に逼るなり。既に進みて険に逼れば、当に寇難の至るを致すべし。三は剛にして中ならず、また健体の上に居り、進動の象あり、故に寇を致すなり。苟くも敬慎するにあらざれば、則ち喪敗を致さん。

伊川易伝小象伝

三は上体の険難に切逼す、故に災外に在りと云う。災は患難の通称、眚に対比して言うときは則ち分かつなり。三の寇を致すは、己れ進みてこれに迫るに由る、故に自ら寇を致すと云う、自己の致すところなり。若し能く敬慎して宜しきを量りて進まば、則ち喪敗無きなり。需の時は須ちて然る後に進むなり。その義は時を相(み)て動くに在り、その進むべからざるを戒むるにあらず。直だ敬慎してその宜しきを失う無からしむるのみ。

周易注爻辞

剛を以て難に逼り、その道を進めんと欲す、寇を招き敵を致す所以なり。猶お須つることありてその剛を陥れず。寇の来るや、我が招く所よりす、敬慎して防備せば、以て敗れざるべし。

周易正義爻辞

正義に曰く:泥とは水傍の地、泥溺の処にして、難に逼近す。その道を進めんと欲すれば、難は必ず己を害す。故に寇の至るを致すも、猶お且つ遅疑して時を需待す。即ち寇の至るありと雖も、亦未だ禍敗と為らざるなり。

周易正義小象伝

正義に曰く:「災外に在り」とは、「泥に需つ」の義を釈す。言うこころは、需と為すも泥に在ると雖も、泥は猶お水の外に居り、即ち災身の外に在るの義にして、未だその剛を陥れざるの義なり、故に需を用いて免るべし。「我が寇を致すも、敬慎すれば敗れず」とは、自は由なり、我が進まんと欲して寇の来たるを致すに由るも、己れ若し敬慎すれば、則ち禍敗有らざるなり。

一撮金爻辞

九三三爻上中:君子は昇り、小人は阻まる。征戦生離の苦しみ。前途自ずから吉人に逢う、信は馬羊に在り人は楚に在り。事憂うべきか?求めて営むを要す。

出典