伊川易伝爻辞
六は巽順の体を以て四に居り、その正位を得ている。居りてその正を得るは安処の義である。事に巽順にして正道に由り、よくその富を保有する者である。家に居る道において、よくその富を保有し得れば大吉となる。四は高位であるのにひとり「富」と云うのは、家について言えば高位は家の尊い所であり、よくその富を有することはよくその家を保つことである。吉のこれより大なるものがあろうか。
第4爻
六四:家を富ます、大吉なり。
家人卦の六四は、陰爻が正位を得て従順に役割を果たし、家や組織の基盤を豊かに充実させる大吉の象です。調和を重んじて資源を適切に管理することで、内外ともに豊かな実りを迎えます。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 37 家人 — 第4爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/37/4
六四は柔軟にして正位にあり、上位の九五に従いながら下位の初九とも応じる理想的な補佐役の立場です。爻辞に「家を富ます、大吉」とあるように、伝統的な解釈では穏やかさと誠実さによって内部の資源を豊かに蓄える徳が高く評価されます。周囲との協調を保ちつつ着実に基盤を固めることで、物事は自然と実り多き方向へと進みます。
職場環境やチーム運営が円滑に整い、これまでの地道な調整や準備が確かな成果として結実しやすい時期です。組織の知恵として、分をわきまえた細やかなサポートや資源の適切な配分こそが、全体の生産性を飛躍させると説かれます。チームの調和を保ちながら実直に実務を積み重ねることで、周囲からの高い評価と確かな実績を得られます。
家庭生活やパートナーとの関係が物質的・精神的ともに充実し、深い安心感に包まれる好機です。伝統的な見立てでは、互いの役割を尊重し合って日々の暮らしを整える姿勢が、揺るぎない家庭の幸福を築くとされます。共に過ごす時間を慈しみ生活基盤を整え合うことで、二人の絆は一段と確かなものへと育ちます。
金銭面では堅実な積み立てや資産の適切な運用が功を奏し、家計や財政の基盤が大きく強化される流れです。伝統的な財産の管理論においても、無理な拡張を追わず内部留保を厚くすることが長期的な繁栄につながるとされます。長期的な視点に立って手元の資金を計画的に蓄積していくことで、確固たる経済的ゆとりが生まれます。
「家を富まして大吉」とは、順にして位にあればなり。
伊川易伝爻辞
六は巽順の体を以て四に居り、その正位を得ている。居りてその正を得るは安処の義である。事に巽順にして正道に由り、よくその富を保有する者である。家に居る道において、よくその富を保有し得れば大吉となる。四は高位であるのにひとり「富」と云うのは、家について言えば高位は家の尊い所であり、よくその富を有することはよくその家を保つことである。吉のこれより大なるものがあろうか。
伊川易伝小象伝
巽順を以て正位に居り、正にして巽順、よくその富を保有する者である。家を富ますの大吉である。
周易注爻辞
よくその富を以て順にして位に処す、ゆえに「大吉」である。もし単によくその家を富ますのみであれば、何ぞ大吉となすに足らんや。体は柔にして巽に居り、履みてその位を得、家道に明るく、至尊に近きを以て、よくその家を富ますのである。
周易正義爻辞
正義に曰く、富とは禄位の昌盛をいう。六四は体柔にして巽に処し、位を得て五を承(う)け、よくその家を富ます者である。その体巽にして尊を承け、長く禄位を保つによりて吉の大なる者である。ゆえに「家を富ます、大吉」と曰うのである。
周易正義小象伝
正義に曰く、「順にして位に在り」とは、大吉を致す所以は、君に順承して臣位に在るにより、黜奪を見ざるからである。