周易本義爻辞
陰柔にして内に居りて外を観るは、闚観の象なり。女子の正なり、故に其の占い此の如し。丈夫これを得れば則ち利ろしき所に非ず。
第2爻
六二。窺観なり。女の貞に利ろし。
隙間から覗き見るような限定的な視野を示し、内面を守り本分に徹するには適していますが、大局的な進出には視野が狭すぎるとされます。内部の堅守には良くても、遠大な計画には視野の拡大が必要です。
AIにこのページを聞いてみる
リンクはプロンプトを事前入力するだけで送信しません — 主導権はあなたに。リンクが効かない場合は下のプロンプトをコピーしてください。
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 20 观 — 第2爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/20/2
六二は中正を得ていますが、内卦の奥深くにあり、外の世界を扉の隙間から覗き見るような偏狭さに留まりがちです。之卦が風水渙となる構造は、閉鎖的な視点に固執すると全体の求心力を失い、人心が散漫になるリスクを暗示します。伝統的な易解釈では、内側を守る慎重さは評価しつつも、より広い視野へ自己を開放することが促されます。目先の枠組みにとらわれず、意識を外へ広げることで不要な行き詰まりを回避できます。
実務面では、経理や社内管理、定型的なバックオフィス業務など、細部への集中が求められる役割で高い適性を発揮できます。しかし伝統的な見立てでは、部門単位の狭い損得勘定や偏見に縛られると、他部署との連携に摩擦を生みやすいと警告されています。自らの担当領域を誠実に全うしつつも、組織全体の動きを見落とさない客観的な視点を持つことが肝要です。
パートナーに対して些細な言動を詮索したり、偏った思い込みから疑心暗鬼に陥りやすい傾向が示唆されます。古典的な解釈では、身内を守る献身さは美徳とされる一方で、過剰な監視や干渉は関係の風通しを悪くすると説かれます。相手を過度に縛らず適度な信頼と自由を与えることが、穏やかな絆を保つ近道です。
金銭面では、家計簿の管理や生活防衛資金の確保など、地道で堅実な内部統制において手堅い成果を得やすい時期です。一方で、全体構造を把握できていない大規模な投資案件や未知の取引には、断片的な情報だけで判断を下す危うさがあります。手元の収支を緻密に整え、確実な範囲に専念することが安定への基盤となります。
窺観女の貞は、また醜ずべきなり。
周易本義爻辞
陰柔にして内に居りて外を観るは、闚観の象なり。女子の正なり、故に其の占い此の如し。丈夫これを得れば則ち利ろしき所に非ず。
周易本義小象伝
丈夫に在りては則ち醜と為すなり。
伊川易伝爻辞
六二は九五に応じ、九五を観るなり。五の剛陽中正の道は、二の陰暗柔弱の能く観見する所に非ざるなり。故に但だ闚覘の観の如きのみ。闚覘の観は少し見るのみにして甚だ明らかなる能はず。二は既に剛陽中正の道を明見する能はざれば、則ち女子の貞の如きに利あり。これを見るも甚だ明らかなる能はずと雖も、能く順従する者は女子の道なり、女子に在りては貞と為すなり。二は既に九五の道を明見する能はずとも、能く女子の順従の如くなれば、則ち中正を失はず、乃ち利と為るなり。
伊川易伝小象伝
君子、剛陽中正の大道を観見する能はずして僅かに其の彷彿を闚覘し、能く順従すと雖も乃ち女子の貞と同じきは、亦た羞醜とすべきなり。
周易注爻辞
内に処在して鑑見する所なし。体性柔弱にして、従順なるのみ。猶ほ応ずること有り、全蒙とは為らず、見る所の者狭し、故に「闚観」と曰ふ。観に居りて位を得、柔順にして見ること寡し、故に「女の貞に利ろし」と曰ふ、婦人の道なり。「大観」の時に処り、中を居り位を得て、能く大観広鑑せず、闚観なるのみ、誠に「醜とすべき」なり。
周易正義爻辞
「象に曰く」より「女の貞に利ろし」に至る。
正義に曰く、「闚観、女の貞に利ろし」とは、既に是れ陰爻にして、又た卦の内に処在し、性も又た柔弱にして、唯だ闚窃して観るのみ。此の如きの事は、唯だ女の貞とする所に利あり、丈夫の為す所の事に非ざるなり。注「處在於内」より「誠可醜也」に至る。
正義に曰く、「猶ほ応ずること有り、全蒙とは為らず」とは、六二は柔弱を以て内に在り、猶ほ九五の剛陽のこれと応ずること有れば、則ち闚窃有りと為し、全蒙と為らず。童蒙は初六の如し、故に能く闚ひて外を観る。此の童「観」、闚「観」は、皆読みて去声と為すなり。