周易本義爻辞
陽爻を以て説体に居りて最下に処り、また係応無し。故にその象占かくのごとし。
第1爻
初九。和して兌ぶ、吉なり。
初九は剛正の徳をもって兌の始めに位置し、私心や下心のない穏やかな調和の喜びを象徴しています。打算のない誠実な態度で人と接することで、自然と周囲の信頼を集め、吉を招く道が拓かれます。
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易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。 Page: Hexagram 58 兑 — 第1爻. 二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解: https://eastalmanac.com/ja/yijing/58/1
伝統的な易経の解釈において初九は「和兌」とされ、小象伝は「行い未だ疑われざるなり」と説きます。特定の偏った関係や私欲に囚われず、自然体で人と心を通わせるため、誰からも猜疑心を抱かれることがありません。裏表のない純粋な和合を保つことで、余計な摩擦を避け、穏やかに幸運を育むことができます。
職場においては、派閥争いや過度な駆け引きに関与せず、公平で穏やかなコミュニケーションを保つことが大切です。新しいプロジェクトや配属先でも、自己主張を焦らずに誠実に本業へ取り組むことで、同僚や上司からの揺るぎない信望を築けます。偏りのない純粋な誠実さこそが、長期的なキャリア基盤を固める鍵となります。
駆け引きや過度な詮索のない、自然で温かい交流が二人の絆を深めます。お互いにありのままの姿で向き合い、日々の小さな喜びを分かち合うことで、無理のない安心感が生まれます。飾らない素直な態度で接し続けることが、互いの信頼を心地よく育てる一番の道です。
堅実で透明性の高い金銭管理と、日々の地道な労働による蓄積に適した局面です。甘い誘惑や複雑な投資話に惑わされず、当たり前の収支バランスを守ることが着実な安定につながります。身の丈に合った無理のない金銭感覚を保つことで、生活の基盤を平穏に維持できます。
「和兌の吉」は、行い未だ疑われざるなり。
周易本義爻辞
陽爻を以て説体に居りて最下に処り、また係応無し。故にその象占かくのごとし。
周易本義小象伝
卦の初めに居り、その説びや正にして、未だ疑う所あらざるなり。
伊川易伝爻辞
初は陽爻といえども説体に居りて最下に在り、繋応する所無し。これ能く卑下和順にして以て説びを為し、偏私する所無き者なり。和を以て説びと為して偏私する所無きは、説びの正しきなり。陽剛なれば則ち卑しからず、下に居れば則ち能く巽にし、説に処れば則ち能く和し、応無ければ則ち偏らず。説に処ることかくのごとし、吉なる所以なり。
伊川易伝小象伝
求め有るにして和すれば則ち邪諂に渉る。初は時に随い順に処り、心に繋がる所無く、為す所無きなり。和を以てするのみ、ここを以て吉なり。象はまたその説に処りて下に在りて中正に非ざるを以ての故に、「行い未だ疑われざるなり」と云う。その行いに未だ疑うべき有らざるは、未だその失有るを見ざるを謂うなり。もし中正を得れば則ちこの言無きなり。説びは中正を以て本と為す。爻はその義を直陳し、象は則ち推してこれを尽くす。
周易注爻辞
兌の初めに居り、応は一に在らず、党系する所無きは、和兌の謂いなり。説びは諂いに在らず、これを履みて行えば、未だこれを疑う者有るを見ず。吉なるはその宜しきなり。
周易正義爻辞
正義に曰く、初九は兌の初めに居り、応は一に在らず、私かに説ぶ所無きは説びの和なり。物に説ぶに和を以てすれば、何れに往くとして吉ならざらんや。故に「和兌、吉なり」という。
周易正義小象伝
正義に曰く、「行い未だ疑われず」とは、説び諂いを為さず、これを履みて行えば未だこれを疑う者を見ざるなり。吉を得る所以なり。