East Almanac
日本語

23. 山地剝 (剥)

第1爻

この爻が動けば に変じる 27. 山雷颐 (颐)
初六:牀を剝とすに足を以てす。貞を蔑せば凶なり。

現代解釈

剥卦の初六は、浸食が最下部の足元から静かに始まり、土台に生じた微細な歪みが全体の危機へと広がりうる段階を示します。古典の解釈では、初期の兆候を見逃さず、根底の規律を正すことの重要性が説かれています。

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プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 23 剥 — 第1爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/23/1

易の占い

最下位に位置する初六は、爻辞で「床を剥ぐに足を以てす」と表されるように、寝台の脚部から徐々に腐食が始まる危うさを象徴します。小象伝が「下を滅ぼす」と評するように、基盤の崩壊を放置すればやがて全体を揺るがす事態に発展しかねません。要するに、見過ごしやすい些細なほころびこそ、早い段階で厳格に対処しておく必要があります。

仕事・キャリア

業務の初歩的な手順や基本データの管理、あるいは現場の規律に小さな綻びが生じやすい時期です。些細な見落としや確認不足を甘く見ていると、後から組織全体を巻き込むトラブルへと発展する懸念があります。要するに、ルーチンワークや基礎業務の点検を怠らず、小さな不具合を未然に防ぐことが重要です。

恋愛・対人

日常の細かなすれ違いや、交わした小さな約束の不履行から、関係の土台に少しずつ亀裂が入りやすい状況です。不満を口にせず放置すると不信感が静かに蓄積し、信頼関係の根底を損ねる恐れがあります。要するに、日頃の違和感や小さな摩擦を曖昧にせず、その都度丁寧に対話して修復を図りましょう。

金運

少額の固定費の累積や、記録漏れによる使途不明金など、日常的な支出の緩みが資産を徐々に圧迫する兆しがあります。基本原則を欠いた曖昧な取引や不要な浪費を放っておくと、後々大きな資金繰りの狂いにつながりかねません。要するに、日々の小さな出費を厳格に見直し、支出の蛇口をしっかり締めておくことが肝要です。

参考資料

原文

小象伝

牀を剝とすに足を以てすとは、以て下を滅するなり。

古典注釈

周易本義小象伝

「辨」は辦の音である。辨とは床の幹(ほぞ・ふち)である。進みて上へ向かうのである。

伊川易伝爻辞

陰の陽を剥することは下よりして上に向かう。床をもって象とするのは、身の処するところを取るからである。下よりして剥し、漸く身に至るのである。「床を剥するに足を以てす」とは、床の足を剥することである。剥は下より始まるゆえに足を剥すとなす。陰が下より進み漸く貞正を消滅させるは凶の道である。蔑とは無しであり、正道において消亡することをいう。陰が陽を剥し柔が剛を変ずるは、邪が正を侵し小人が君子を消すことであり、その凶たるや知るべきである。

伊川易伝小象伝

床の足をもって象とするのは、陰が下において陽を侵没するからである。滅とは没である。正道を侵滅することは下よりして上に向かうのである。

周易注爻辞

床とは人の安んずる所以のものである。「床を剥するに足を以てす」とは、床の足を剥すと言うが如し。「蔑」は削るが如し。床の足を剥するは、下の道を滅することである。下の道が始めて滅し、剛が隕ちて柔が長ずれば、正が削られて凶が来るのである。

周易正義爻辞

正義に曰く、「床を剥するに足を以てす」とは、床とは人の安処する所以である。剥の初めに在りて、剥の道は下より起こり、床の足を剥するは、床の足がすでに「剥」されたことをいう。下の道が始めて滅するのである。「貞を滅すれば凶」とは、蔑は削ることであり、貞は正である。下の道がすでに蔑すれば、その貞正を侵削するをもって「凶」なのである。正義に曰く、「床を剥するに足を以てす」の義を釈する。床は人の下に在り、足はまた床の下に在る。今床の足を剥するは、これ下において尽く滅することである。

一撮金爻辞

初六・初爻【下下】:上と接すれば穏やかならず、下と接すれば和せず。相纏い相乱れ、平地に風波あり。

出典