East Almanac
日本語

21. 火雷噬嗑 (噬嗑)

第3爻

この爻が動けば に変じる 30. 離為火 (离)
六三。昔肉を噬みて毒に遇う。小しく吝なれども咎なし。

現代解釈

六三は古く頑固な問題や過去のしがらみを処理するにあたり、予期せぬ反発や不快な事態に直面する状況を示しています。一時的な気まずさや小さな痛手を被るものの、道理を守り抜くことで最終的には深刻な禍根を残さずに済みます。

AIにこのページを聞いてみる

リンクはプロンプトを事前入力するだけで送信しません — 主導権はあなたに。リンクが効かない場合は下のプロンプトをコピーしてください。

プロンプトプレビュー
易経・四柱推命のリーディング依頼(eastalmanac.com より)。
Page: Hexagram 21 噬嗑 — 第3爻.
二層構造で解釈してください。1)理法の根拠:卦爻の変爻や干支五行の力点と注意すべき盲点。2)実践的アドバイス:問いに対する率直な結論、動詞から始まる2〜3の具体的な行動指針と内省の要点。決定論を排し、自省と意思決定の参考にしてください。出典・詳解:
https://eastalmanac.com/ja/yijing/21/3

易の占い

下卦の極みに位置し位が不当である六三は、干からびた古い肉を噛んで毒にあたるという不快な困難を経験します。古典の解釈では、長年の積弊を取り除く過程で被る反発や後味の悪さは避けられない代償であり、正道を失わなければ大過はないとされます。思いがけない抵抗や批判に遭っても動揺せず、公明正大に対処することが事態収拾への鍵となります。

仕事・キャリア

過去の負の遺産や複雑に入り組んだトラブルの事後処理を任され、関係者からの不満や思わぬ障害に突き当たる場面を表します。小象伝に「位当たらざるなり」とあるように、立場上の制約から多少の批判を浴びやすいものの、規定通りに粛々と進める忍耐が求められます。理不尽な反発に感情的にならず規程を盾に対応すれば、時間とともに問題は沈静化します。

恋愛・対人

過去のわだかまりや蒸し返された古い問題によって、二人の間に一時的な険悪さや居心地の悪さが漂う気配を示します。伝統的な視点では、過去の毒を出し切る過渡期の摩擦と捉えられ、逃げずに向き合うことで心の澱を取り払うことができるとされます。過去の蒸し返しに過剰反応せず落ち着いて受け止めることが、関係を本当の意味で再構築する一歩です。

金運

不良資産の整理や過去の未払い問題など、面倒な金銭トラブルの解決過程で思わぬ追加コストや損失が生じやすい局面です。損を取り戻そうとして焦れば泥沼化しかねないため、ある程度の損失を清算費用として冷静に受け止める覚悟が必要です。過去の経緯を整理し少額の痛手を甘受してでも区切りをつけることが、将来の大きな損失を防ぎます。

参考資料

原文

小象伝

毒に遇うとは、位当たらざるなり。

古典注釈

周易本義爻辞

腊の音は昔。

腊肉とは獣腊の全骨にしてこれを為る者を謂ふ、堅靱の物なり。陰柔にして中正ならず、人を治めて人服せざるは、腊を噬みて毒に遇ふの象と為す。占ひは小しく吝なりと雖も、然れども時噬嗑に当たり、義に於いて咎無しと為すなり。

伊川易伝爻辞

六三は下の上に居り、刑を用ふる者なり。六の三に居るは処ること当位ならず、自ら処ること其の当を得ずして人に刑すれば、則ち人服せずして怨懟悖犯す。乾腊堅靱の物を噬齧して毒悪の味に遇ひ反りて口を傷つくが如し。刑を用ひて人服せず反りて怨傷を致すは、是れ鄙吝すべきなり。然れども噬嗑の時に当たり、大要間を噬みてこれを嗑す、其の身の処る位不当にして強梗服し難く毒に遇ふに至ると雖も、然れども刑を用ふるは不当と為すに非ざるなり。故に吝とすべきも亦た小さく、噬みてこれを嗑すれば咎有るに非ざるなり。

伊川易伝小象伝

六三は陰を以て陽に居り処る位当たらず、自ら処ること当たらず、故に刑する所の者服し難くして反りてこれを毒するなり。

周易注爻辞

下体の極に処りて其の位に非ざるを履む、斯れを以て物を食らへば、其の物必ず堅し。豈に唯だ堅きのみならんや、将に其の毒に遇はんとす。「噬む」は以て人を刑するに喩へ、「臘」は以て服せざるに喩へ、「毒」は以て怨みの生ずるに喩ふ。然れども四を承けて剛に乗ぜず、其の正を失ふと雖も、刑順を侵さず、故に「毒に遇ふも、小吝なれども咎なし」。

周易正義爻辞

正義に曰く、「臘肉を噬む」とは、「臘」は是れ堅剛の肉なり。「毒」とは、苦悪の物なり。三は下体の上に処り、政を失ひて人を刑し、刑せらるる人服せず。其の「臘肉」を齧むが若きは、但だ齧み難きのみに非ず、亦た更に怨咎を生じ、猶ほ臘を噬みて入り難く、復た其の毒味に遇ふが然るごとし。三は柔を以て剛に乗ぜず、刑順道を侵さず、毒に遇ふの吝有りと雖も、徳に於いて亦た大いなる咎無し、故に「臘肉を噬みて毒に遇ふ、小吝なれども咎なし」と曰ふなり。

周易正義小象伝

正義に曰く、「位当たらず」とは、位に処ること当たらざるを謂ふなり。

一撮金爻辞

六三三爻・上中:暗中に霹靂を防げ、猜疑は渾て未だ実ならず。眼を転ずれば黒雲収まり、扶桑の日を擁出し来たらん。

出典